豊後大野市の県立三重、公立おがた総合の病院統合問題で、同市議会の若松成次議長ら11人が13日、県庁を訪ね、両病院の存続などを求める決議書を提出した。
広瀬勝貞知事あて。両病院を「県南・豊肥地域の医療の中核。重要性はますます増大する」などとし、統合を打診した県に対し、医師確保と病院存続を求めている。
対応した阿南仁・福祉保健部長は「市と県が設置した検討委員会の提言後に、最終的に知事らが(方針を)判断する」と述べた。
一方、自治労県本部や同市連合労組などは13日までに対策委員会を設置。存続の要請などに取り組む方針という。佐藤俊生・自治労県本部行財政部長は「検討委は非公開のうえ、他自治体の利用者の意見を反映できない。開かれた場で議論を尽くすべきだ」と話した。
毎日新聞 2008年6月14日 地方版