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香子2005さんのお買い物

香子2005の日記 [全207件XML RSSリーダーに登録

2008年6月14日

これもスケートの魔力? 

 先々週だったか、子供たちが練習しているリンクに国際電話が入り、ホームステイしていた日本の子が呼び出された。
 家族やBFだったら携帯にかけてくるのに。
 
 電話にでた彼女はおいおい泣き出したから、ちょっと異様なムードになった。
 デニスは背中をなでて、「ホームシックか?」と聞くし。
 
 なんでも面識のない女性がいきなり電話してきて、「ミッキーが2ちゃんねるにあなたの悪口を書き込んでいるわよ。私が削除しておいたけど、早くそこを出なさい」と忠告したそうだ。
 
 リンクの電話番号を調べて、わざわざ国際電話してくるほうもしてくるほうだが、信じて泣き出すほうも泣き出すほうだ。
 誰がかけてきたかは、簡単にわかった。
 
 はっきりいって、うちの子もそのホームステイの子も大したレベルのスケーターではない。なのに、全米ジュニアチャンピオンを育てるようなコーチに教わっていたのは事実。それが反感をかったのだろうか?
 
 それとも私への反感?それならどうして私ではなく、子供をターゲットにするの?
 
 ミッキーは小学校3年生程度の日本語しか理解できない。漢字はだめなのだ。変換機能でそれっぽいものは書けても、読むことができない。
「2ちゃんねるに書くのは無理。あなたの漢字はむずかしいし」と説明しても、彼女は「いいえ、私のフルネームで書いています!かなりたくさん書いているそうです。だったら、どうしてここにいることがわかったんですか?」と涙目でにらみつけてきた。 
 他にもいろいろ重なり、ホテルに移ってもらうことにした。

 彼女は私のパソコンに何時間もむきあい、ネット依存症だった。スケートしている時間よりも数倍長い。たぶんミクシィか何かで、レッスンとっていることを書いたんじゃないかな。
 彼女も2ちゃんねるは見ていないはずだ。というのも、うちのパソコンは「親子ネット」というのが入っていて、有害サイトはブロックされてしまうから。暗証番号をいれて、親子ネットをはずし、ざっと見てきたけど、とてもじゃないが、マイナーすぎて見つかりそうにない。
 履歴のところを1つ1つ見たけど、アクセスした形跡はなかった。
 
 ミッキーがこっそり図書館や学校のパソコンで書き込み?全部英語です。
 
 うちは下の子のこともあるし、いろいろな意味で、私と夫で子供たちをがっちりと守っていかないといけない。それを思い知らされた事件だった。

 インターネットって狂気の部分をひきだしてしまうから、犯罪と紙一重なのね。
 しかし、大人はパソコンつかって仕事すればいいけど、子供がパソコンやって何かいいことってあるのかな?
 いろいろ考えさせられた。


最終更新日時 2008年6月14日 16時8分7秒

2008年6月12日

ジャパンタイムス。 

Japan Timesに載った記事。

 日本で唯一のエージェント評論家としては、この記事も保管はしておかなきゃね。

 Morozov blames agent for breakup with Takahashi(モロゾフが高橋との破局について、エージェントを非難する)。
http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/sp20080525jg.html

 私が高橋大輔の記者会見のとき感じたこと。彼の肉声をそのまま報道するならいい。
 でも、単に記者会見があったというだけではなく、その破局の真相を記事にしたかったら、モロゾフ側を取材するのも、ごくごく基本コースのはず。

 正直、日刊スポーツの記事なんか「小説」だったもの。
 自分で都合よく作るな。
 私の知り合いのスケーターなんてまだ子供なのに、あそこの取材を受けて「真央に勝ちたい」なんてコメントを捏造されたそうだ。抗議したら、「フィギュアスケートについてよく知らなくてすみません」とあやまられたとか。
 知らないのならなおさらちゃんと取材して書いてほしいものだ。「小説」じゃないんだから。
 
 


最終更新日時 2008年6月14日 14時24分24秒

2008年6月10日

火の鳥

 書きたいネタはいくつかあるのだけれど、とりあえずパソコンの前に向かう時間が限定されているから、どうしても仕事を優先せざるえません!(あたりまえかな)
 火の鳥.JPG
 この1週間でスケートドレス2着とアップ用のジャケット1着をつくった。(本当に仕事しているのか!?)
 ドレスはともかく、ジャケットが不評でがっくり。
 ちゃんと型紙どうりできたけど、ラグラン袖なのでわきのところがゆったりしていて、アバクロになれた子には気にいらなかった様子。
 もう時間がないから「今回はがまんする」そうだ。
 ちぇっ!

 とはいえ、私の母も洋裁やっていたから、大昔こんな会話をしたような気がする。
 まー、着たくないものはしかたないか。



最終更新日時 2008年6月11日 14時56分14秒

2008年6月7日

リンクの周辺

 わけあって、エレン(仮名)というコーチのところに私のノートパソコンが行き、返してもらうために何度電話したことか。
 「明日もっていくわ〜」と言っても、もってきてくれないし。リンクの近くに住んでいるから、「今すぐもってくるわ」と言って、待つこと朝の8時ぐらいから、午後の3時。
 
 決して悪い人ではないのだが、彼女の生徒に言わせると、レッスンもそんな感じらしい。
 しょっしゅう遅れてくるけど、悪びれない。
 
 ほんと、アメリカってこういうタイプの人間が多い。
 
 大統領選挙のたび、つくづく感じるのだが、アメリカの金持ちというのはケタはずれに金持ちなので、何を考えているのか、庶民の私にはよくわからない部分が多いのだ。
 カブスの今のオーナーとかね。投資家ってタイプ。そういう友人はいませんから。(笑)
 
 うちの子がホームスティさせてもらうスケート仲間のうちも、超がつくお金もちで、寝室は6つまで数えたけど、あとはわからないとか。どの部屋にも「きんきらきーん!という感じ」(娘談)という感じのバスルームがついていて、家族は誰も働いてなくて、ロイヤルファミリーのような暮らしをしている。
 
 交通違反の罰金だって彼らにとってはなんてことない金額だから、交通量が少ない時間だったら信号だって守る気はなさそうだ。レッカー移動はさすがに怖いそうだけれど。
 
 私の日本人の知り合いで、いちばんの金持ちといえば・・・カブスの福留あたりだろうが、だからといって、庶民とかけ離れた感覚の持ち主というわけではない。
「ホームデポにいかなきゃ!」なんて言っていたし。
 福留の運転なんて見たことはないけど、たぶん赤信号ではちゃんと止まるはずだ。
 
 そんなかんや久しぶりにリンクに長くいたので、その周辺の噂話。
 
・25才のコーチ、Jが家を買った。ハイスクールボーイの頃から彼を見ている私としては、感無量だ。
 スターターズハウスといって、中西部は不動産が安かったから、だいたい大学卒業すると同時に、最初の家を買う人がジューイッシュ系には多かった。
 ところが、最近は値上がりしたから、むずかしくなってきている。
 途中で大学へ行かなくなったり、いろいろあったのだが、男子は競技人口が少ないから、運のいい年だとリジョナルも突破できる。4人しか出場しなかった年に4位で通過し、それが評価されて郊外の名門大学からフルスカラシップがおりたのだ。
 トリプルもダブルアクセルもなかったのだが。
 デビッド・サンティーのアシスタント・コーチになり、今年の1月ははじめて全米選手権へ。
 すっかり自分は名コーチの仲間入りを果たしたと思っているらしい。
 親孝行だわー。
 
・全米ノービス4位のアグネスはコロラドへ引越し。
 ところが、土壇場までメインコーチのデビッド・サンティーには知らせていなかった。「もうお金が払えないから、レッスンはやめる」と言ってあったそうだ。
 4月末、コロラドのTというコーチから、デビッドのところに電話があり、「僕はもう4人もオリンピックにいく選手を抱えているから、アグネスには充分な時間を避けない。競技会はきみが面倒をみてくれないか?」と言われて、びっくり仰天。
 この「4人もオリンピック」うんぬんという言い方、デビッドにたいして失礼だと思った。
 まだ2年あるというのに、もう決まっているというわけかい?
 


最終更新日時 2008年6月9日 12時55分42秒

2008年6月3日

ひさしぶりの休日

 実はシカゴは昔から「ジャーナリストの町」ともいわれていて、郊外のノースウェスタン大学のジャーナリズム科は全米トップのレベルを誇っている。スポーツだけではなく、ボブ・グリーンとか、有名コラムニストを次々と送り出してきた。
 
 私が日本でこの仕事をはじめたときは、落合博満の中日入りと星野監督の就任1年目。シカゴに拠点を移してからはシカゴブルズの黄金期。どの新聞社もエースライターをおくりこみ、さらに著名なコラムニストやキャスターたちが訪れ、そういう人たちとテーブルを囲み、情報を交換し、タクシーをシェアしたり、ずっと彼らの仕事をまのあたりにしてきた。
 とても勉強になったと思う。
 
 今現在、シカゴではわりと日本とアメリカのメディアがうまくやっている。ボストンやロサンゼルスやシアトルのように、「日本メディアたたき」の記事が今のところ、不思議なぐらい出ていない。(でてもいいけどさ・・・)
 福留が黒田と対決するとか、そういうときだけNYからきて、何かしらやってくれる。うんざりだ。
 
 先週だったか、私が試合前、黒田とソリアーノの2ショット写真を撮ろうとしていたら、「梅田さん、ライターの写真は禁止です!」とストップがかかった。
「取材章の裏に書いてありますよ」
 見たら、書いていない。
「MLBの取材要綱には書いてあるはずです」
 見たら、書いていない。
 カブスの広報部長に確認したら、
「試合中はだめだが、プレゲームでは撮っていいんだよ」
 とのこと。
 
 私は注意した記者に、
「ちゃんと面とむかって言ってくれたから、根にはもたないつもり。でも、影でこそこそやっている人たちと、仲良くやっていくつもりもないからね!」
 と言っておいた。
「カブスにはカブスのルールがあるんですね。すみません」
 とあやまってくれた。連中から「梅田さんとは付き合いが長いんだから、注意してほしい」といわれ、代表で注意したわけ。
 だから、私は本当にこの人のことは怒っていないのだ。
 だいたい黒幕は私と目をあわせようとしない。

 それより会社や編集部宛にチクリのメールをするのが、最近のはやり(?)。私以外の人も本をだしたりすると、ずいぶんとネチっこく、やられている。
 私の雇い主は「ムラ社会ですね」とあきれただけだった。
 
 そして、それをやった記者は配置換えになった。

 正直いって、あまり私にネガティブにからんでこないほうがいいと思うのだが・・・。だんないわく、「香子の政治力はすごいから」・・・んなことないよ!
 むこうが無視してくれたら、私のほうから何か言ったり、つぶしたりは絶対にしないのだから。そこまで暇ないよ。
 
 火曜の夜はリンクのマネージャーと習ったことがない顔見知りの若いAコーチから電話がきた。
 わざわざ国際電話でリンクの受付(ネットで電話番号を調べたのかなぁ?)にかかってきた”でっちあげ密告事件”のことだった。知っていることを説明しておいたら、「それって犯罪じゃない?アメリカにもおかしなスケートママはいるから」と納得してくれた。
 Aのお兄さんが別な競技で五輪に行くそうだ。そして、お兄さんのコーチとAは恋人同士だから、五輪も一緒に行くそうだ。
 なんだか楽しそう。


最終更新日時 2008年6月5日 3時15分58秒

2008年6月2日

インターネットのいじめ

 最近は親どうし、子供のインターネット利用について、頭を悩ませている。日本でもアメリカでも。
 犯罪まがいの事件だって、すでに身近でもいくつも起きているのだ。
 「ワルガキとインターネット」という本が書けそう。
 
 ハンサムではないけれど、やさしい顔だちをした男の子が、自分のミクシィに「死ね!」と書いているのを見たときはショックを受けてしまった。
 
 仲よさそうにしているのにな。子供ではない、もう大学生になるのだ。
 
 アメリカはアメリカでまた「I want to kill you! lol」なんて書いているスケート仲間がいるし。これもハイスクール卒業組。
 
 私は「何、これ!」とむっとしたが、子供のほうはそう書かれてもわりと平気みたい。
 
 冗談でも抵抗あるわ。私には男兄弟がいないし、男の子もいないから、よくわかっていない部分があるのかも。
 
 ちなみにこのlolってのは、若い子のメールにやたら使われている。laugh out loud (大笑) の省略なんだとか。
 他にもjk(just kidding)や idk(I don't know)なんていうのが、よく使われているようだ。
 
 それはいい。
 
 でも、気持ちがすさむというか、現実逃避に走るというか。
 仲のいいリアやアリッサのお母さんと話し合い、しばらく子供たちのパソコン使用時間を1日15分まで、と制限することにした。
 
 言い訳になるけど、大人はいいと思うのよ。
 だって仕事でしょう。
 私は目が疲れるし、肩はこるし、今でも決してパソコン好きではない。でも、なしではもう仕事にならない。
 
 ミッキーが生まれた1995年、野茂の投げている試合中だけが静かで、終わると電話が鳴りっぱなしだった。原稿あり、ラジオあり、テレビあり・・・。
 
 でも、マリアが生まれた1998年はだいぶEメールが浸透していたから、それほどの騒ぎにはならなかった。
 
 またまたネットバブルな話だけど、原稿や取材だけではなく、ホームページがらみの企画をたてるだけで、100万円単位の企画料が転がり込んでいたのはこの頃。
 
 出産であまり仕事ができなくなっていたから(そんなことないか)、どれほど助かったことか。
 
 パソコンに足を向けて寝れないわ。


最終更新日時 2008年6月3日 3時7分8秒

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