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豪州選挙 失政なき?政権が敗北 (2/2ページ)

2007.11.24 23:44
このニュースのトピックス中国経済
24日、総選挙で勝利し、ブリスベーンで勝利宣言の後、家族と共に支持者に応える労働等のラッド党首(AP)24日、総選挙で勝利し、ブリスベーンで勝利宣言の後、家族と共に支持者に応える労働等のラッド党首(AP)

 ■中国の影

 豪州で増え続ける移民票もマイナス要因となった。厳しい移民政策を取ってきたハワード首相は移民層に人気がない。今や国民の4人に1人が国外出身者である。中国系が増えており、中国語を操るラッド党首に有利に働いたのは間違いない。

 「豪州は他国に追随するばかりでなく、ときにはリードすべきだ。自らの声を持つべきなのだ」。ラッド党首はハワード政権の対米外交を念頭に、こうも訴えた。

 独自外交の第一弾が京都議定書の批准となる。労働党政権下でも対米外交を重視する路線は不変だろうが、新政権で変わるのはアジア外交だ。

 中国系移民が増え続ける中、中国が日本を抜いて豪州の貿易相手国のトップに躍り出た今年、対日外交を重視したハワード首相から、親中派のラッド党首に政権が交代するのは、豪州の新時代を象徴するものでもある。

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24日、総選挙で勝利し、ブリスベーンで勝利宣言の後、家族と共に支持者に応える労働等のラッド党首(AP)
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