【ワシントン草野和彦】米世論調査会社「ピュー・リサーチ・センター」は12日、米大統領選候補に関する調査を世界24カ国で実施したところ、22カ国で民主党のオバマ上院議員の信頼度が共和党のマケイン上院議員を上回ったと発表した。
オバマ氏を信頼できると答えた人は特に欧州で多く、フランスで84%(マケイン氏33%)、ドイツでは82%(同33%)。
米国の対テロ戦争の影響を受けた国では米国への不信感を反映してかオバマ氏への信頼度も低く、パキスタンで10%(同6%)、トルコでは20%(同5%)だった。
マケイン氏の信頼度がオバマ氏を上回ったのは、米国の60%(オバマ氏59%)とヨルダンの23%(同22%)だけだった。
一方、米大統領選に興味があると答えた人は、米国の80%に対し、日本は83%で24カ国中トップだった。
毎日新聞 2008年6月14日 東京朝刊