14日午前8時43分ごろに発生し、震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震で2人が死亡し、1人が心肺停止となっている。NNNのまとめでは、計134人がケガをしている。
警察庁によると、岩手・一関市の千葉友三さん(60)と福島・いわき市の石井道隆さん(55)の死亡が確認された。また、岩手・奥州市ではチバさん(48)が心肺停止となっている。同一人物かは不明だが、奥州市の胆沢ダムの建設事務所には、千葉正彦さん(48)が意識不明の重体との情報が入っている。
NNNが各地の消防や病院などに取材した情報によると、岩手県ではこのほか、奥州市江刺区の保育所でガラスが割れ、男児6人がケガをするなど、岩手県全体で計22人がケガをしている。
消防によると、宮城・栗原市花山地区の国道で男女2人を乗せた車が土砂に埋まっていたが、女性が無事に救出され、男性を現在救出中。また、栗原市役所によると、温泉旅館「駒の湯温泉」が土砂崩れに巻き込まれ、1階部分が土砂に埋もれている。警察によると、温泉旅館には9人がおり、2人が自力で脱出したが、7人と連絡が取れなくなっている。さらに、NNNが宮城県内の病院に取材したところ、計108人がケガをして治療を受けている。
さらに、秋田県、山形県で1人ずつケガ人が出ており、NNNのまとめではケガ人は134人に上っている。
(06/14 14:13)