死体遺棄容疑で韓国籍の男女逮捕

　知人女性の遺体を茨城県内の民家敷地内に埋めたとして埼玉県警捜査１課と川口署は１３日、死体遺棄の疑いで、いずれも韓国籍で同県川口市西青木、職業不詳、金煕章（３３）と妻で同、朴五順（４１）の両容疑者を逮捕した。県警は同署に捜査本部を設置。２人が女性を殺害したとみて追及する。

　調べでは、金容疑者らは今年１月１１日、茨城県坂東市みむらの金容疑者の兄宅敷地内に６０歳代の女性の遺体を埋めた疑い。女性は韓国籍の白貞子さん（６２）とみられる。

　白さんは昨年１１月２７日に短期ビザで入国。観光を目的に同県蕨市内の知人宅に身を寄せていた。今年１月２５日が帰国予定だったが、連絡が取れなくなり、白さんの次女（３６）が来日し川口署に家出人届を出していた。金容疑者らと白さんは知人関係だといい、１３日に金容疑者の供述に基づき遺体が発見された。金容疑者は容疑を認めているが、朴容疑者は否認しており、捜査本部は今後、詳しい犯行動機を調べる。