宮城県内では北の雄と言える、駒の湯温泉です。駒の湯温泉には「くりこま荘」と、この「駒の湯」の2軒しかありません。近くにも温泉はありますが、硫黄を含む温泉は駒の湯だけになっています。今日は紅葉の時期でもあり、結構お客さんが来ていました。
栗駒高原は、なんと言っても眺めが最高で、夜は満天の星が眼下の水平線まで見えるそうです。(天気がよければ・・・)
2002.10.27
小さい一軒宿をイメージして来てみたのですが、結構大きな建物で、長い廊下を歩いて行くと、奥のちょっと下がった所に湯小屋があります。廊下の途中には、ちょっと小さめの広間があり、その先に連泊しているお客さんの部屋が続いていました。
浴室に入ると、そこは大きな窓のある空間で、中くらいの浴槽に湯量豊富にお湯が注がれていました。室内は蒸していて、少し煙っている感じです。リニューアルしたというので、露天風呂も出来ているかも知れないと期待して来てみたのですが、お風呂は変わっていないそうです。
お湯は無色透明で、わずかに湯の花が舞い、硫黄の臭いがします。写真では青白いお湯に見えますが、それは(色を塗ったような)湯舟のせいです。注がれたお湯はちょうど良い湯温ですが、湯舟全体ではちょっとぬるめになっています。それゆえ、長くお湯に浸かってしまい、誰も出て行かないのです。この温度では露天風呂は造れないのでしょう。
一緒に浸かっていた「おじいさん」の話では、前に来たときには底に湯の花が溜まっていたそうです。「今日は混んでるなー。儲けてるなー。」と言っていました。
湯舟に注がれたお湯は、一箇所から流れ出るようになっていましたが、湯舟全体からあふれ出るようにすれば、もっと清潔になるのになー、といつもながら思います。
泉質:含硫黄・カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型)
低張性弱酸性温泉 41.6℃ pH5.4 |
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ここを出て、昼食を取りに「いこいの村栗駒」に行ってみました。そこにも温泉があるのですが、せっかく貴重な硫黄泉に入ったので食事だけにしました。
ちょうど眺めの良い場所に建っているので、レストランからの眺望も最高です。ただ、晴れていればですけれど・・・。
食事は、名物の「イワナ定食」を頼んだら、30分かかると言われたので、泣くなく「なめこそば」にしました。味は、まあ〜普通ですぅ。 |
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