13日午前10時50分ごろ、青森県藤崎町で突風が発生し、民家4軒の屋根が飛ばされたほか、農業用のビニールハウス7棟が破れ、リンゴの木約110本が倒れるなどの被害が出た。けが人はなかった。
青森地方気象台は職員を派遣、詳しい状況を調べた結果、突風は竜巻だったと発表した。柱状の渦を目撃した複数の情報がある上、被害域が帯状に広がっており、活発な積乱雲が当時通過中だったことから判断した。
強さを示す藤田(F)スケールはランクのうち下から2番目で、風速33―49メートルの「F1」以上とみられる。現場付近は当時、雷注意報が出され、大気の状態が不安定だった。
東北電力によると、落雷や、電線にトタン屋根がかかった影響で付近の約2100世帯が一時停電した。
地元消防などには「竜巻のようなものが通りを抜けていった」との通報が相次いだ。〔共同〕(07:00)