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石原慎太郎知事「加藤容疑者は一種の半狂人」

東京メトロ副都心線の開業を前に、試運転列車に乗った石原慎太郎知事(中央)

 石原慎太郎都知事(75)は13日、定例会見でホコ天規制やナイフ規制に疑問を示した。この日、正式に決まった秋葉原の歩行者天国当面中止ついて、石原知事は「ああいう一種の…半狂人というのかな、精神異常をきたした人がね、そう年中ああいう事件を起こすわけじゃない」として、「おそらく秋葉原だって再開するでしょうよ、そのうちね」とホコ天の復活を支持した。

 今回の事件を受け、警察庁は凶器として使われたダガーナイフについて、販売時の身分確認実施や所持規制などを検討している。

 これに対しても石原知事は「日本は銃の管理は行き届いているが、刃物だって何も人を殺傷するためにだけあるわけじゃない」とし、「よしんば製造・販売を禁止したって、あの類の事件は他の凶器を使って起こるだろうし、しょせん後手後手でしかない」と指摘した。

 また、加藤容疑者が携帯電話サイトに犯行予告など大量の書き込みを残していたことを挙げ、「これは、社会心理学的な問題だと思う。あの男(加藤容疑者)だって道々、自分の殺人プログラムを携帯を通じて打診したって、返信もなかったんだから。機械を使ったバーチャルなコミュニケーションを信じることのむなしさというか、ああいうものに依存し続けていると、人間ってのは本質的に孤独になる」と独自の視点を披露した。

 一方で「コミュニケーションの道具はある意味、文明を促進しているし、必ずしもそれが本当の成熟とは思わないが、にわかにこの事件をもって廃止するわけにもいかないし、止まるもんでもないでしょ」と、過度な規制の功罪についても言及。最後に「ただやっぱり、みんな孤独なんだと思う。街を歩いていても、あんだけ携帯をかけて歩いている人を見るというのは、どっかでつながっていたいと思うんだろうね」と悩める現代人を分析した。

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(2008年6月14日06時02分  スポーツ報知)

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