朝米両国の核専門家らによる協議が１０、１１の両日、平壌で行われた。

　これと関連して朝鮮外務省スポークスマンは１２日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

　スポークスマンによると、協議では朝鮮の核無力化作業を締めくくるうえで提起される技術・実務的方途とそれに従う政治経済的補償の問題が討議された。

　スポークスマンは、「協議は成功裏に行われた」と指摘した。

　一方、訪朝した米国務省のソン・キム部長は１２日、ソウルで平壌での協議内容について明らかにし、「核施設の無力化に関連するとてもいい論議を行った」と述べた。

　４月８日に行われたシンガポールでの朝米会談後、両国間の協議が続いている。

　朝鮮側は４月２２〜２４日、米核専門家代表団と「核申告書の内容をはじめ１０．３合意の履行を締めくくるための実務的な問題」を討議した。５月８〜１０日にソン・キム部長が訪朝した際に、朝鮮側は寧辺の実験用黒鉛減速炉の稼動記録など核計画に関する大量の資料を米国側に提供した。

［朝鮮新報 2008.6.13］