以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、これまで、純粋に私的な旅の経験がなく、いずれも、仕事がらみの旅だったそうです。桜井所長は、ここ30年間、国内外への約500回の移動とも、主に、学会口頭発表・国際会議論文発表・講演・調査・テレビ局への協力等で、ついでに、わずかな時間でしたが、観光気分を味わっただけと言っています。今回の宗谷への旅もウインドファームの見学・聞き取り調査が目的でした。桜井所長は、北海道へは、学会口頭発表のために、2回、札幌にある北大を訪れただけで、日本最北端の地を訪れることに、大変、期待していました。
桜井所長は、6月10日11:30頃、雨の稚内空港に到着し、そのまま、タクシーで宗谷岬ウインドファームに向かいました。空港から見える遠方の山の上に10基くらいの風力発電タワーが確認できたそうです(宗谷岬ウインドファーム57基の他、稚内郊外の山の上に約10基、JR稚内駅のわきの山の上に1基、北方記念館開基百年記念等の近くに1基の計約70基)。途中、見学のために、日本最北端の地の碑やその近くの旧海軍望楼で下車しましたが、オホーツク海からの強い風のため、立っているのがやっとだったそうです。だからこそ風力発電に適地だと納得したそうです。空港からそう離れていない稚内市郊外に、日本最大規模の太陽光発電実証施設があったそうです(電気出力5000kW=5MW=0.5万kWで100万kW原発の約200分の1)。風力発電施設と太陽光発電施設で発電した発電量は、稚内地区の電力需要量の約70%も賄っており、日本でも、ソフトエネルギー施設運営・利用試験が最も進んでいるそうです。
桜井所長は、当日、全日空ホテルに宿泊し、翌日の午前中、稚内市内観光を楽しみ、稚内空港12:15発の羽田行きに乗りました。12日は、快晴に恵まれ、暑すぎるほどだったそうです(寒いと思い、上下とも一枚余分に着込んで行きましたが、不要でした)。11日の昼食は、最北端の碑の近くのラーメン屋で、ホタテ塩ラーメンとホタテの刺身、夕食は、稚内市内のお寿司屋で、毛がに・てんぷらセット・お刺身盛り合わせ・お寿司で、特に、いまが旬のあまいウニ、それからホタテのお刺身がおいしかったと言っていました。桜井所長は、久しぶりにリラックスでき、良い、気分転換が出来たそうです。"水戸"へのお土産は利尻昆布でした。