(cache) 制裁一部解除に怒る家族 「再調査、進展ではない」
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     「北朝鮮の言葉が信じられるのか」。拉致問題再調査という北朝鮮側の提案を日本政府が13日「一定の前進」と評価、経済制裁解除の一部解除を決めたことについて、拉致被害者家族からは「全面解決から程遠い」「進展とは言わせない」と反発の声が噴出した。

     大阪市内でテレビ番組収録中に協議内容を知った拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父親滋さん(75)は「政府は再調査だけでは進展とは言わないとしてきたはず。とにかくきちんとした説明がほしい」と戸惑いを隠さない。新大阪駅で報道陣に囲まれた際も「分からないんです」と小声で答えただけで、足早に新幹線のホームへ向かった。

     「家族が求めてきたのは被害者の帰国。あくまで全面解決。家族は誰も納得しない」とするのは拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(70)。停滞が続いた協議の行方に期待を膨らませてきただけに落胆は大きい。家族会事務局長の増元照明さん(52)も「進展とは程遠い。一体何があったのか。日本政府が方針を変えたとしか思えない」とあぜんとした様子だ。

      【共同通信】

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