高松市の市立小学校9校で13日出された給食に、賞味期限が約8カ月過ぎたソフトチーズ184個が交じり、このうち7校で計168人が食べた。同市教委が同日、発表した。市立鬼無小(同市鬼無町)では4年生13人が腹痛などの体調不良を訴えたが、症状は軽いという。
市教委によると、問題のチーズはパンに塗る袋入りタイプで小学生向けは10グラム。同市三谷町の食材卸会社「たまも」が12日、21小中学校に納入した計約1万個の一部で、07年10月4日が賞味期限だった。たまもによると、大部分は10日に神戸市の製造業者から仕入れたが、一部に在庫を加えて納入したという。納入前に点検したが、気づかなかったという。愛染俊英社長は「原因究明と再発防止に努めたい」と話した。学校の調理員らが気づいて市に連絡した。