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北朝鮮制裁解除で応酬に火ぶた 鳩山民主幹事長は制裁解除に疑問

2008.6.14 00:43

 日朝実務者協議で北朝鮮が日本人拉致問題の再調査を申し出たのを受け、政府が対北朝鮮制裁解除を決めたことに対し、与野党では対北朝鮮強硬派と融和派の応酬が始まった。

 「北朝鮮には何度もだまされてきたのに簡単に制裁を解除していいのか」「北朝鮮は手練手管を使う。簡単な妥協をしてはいけない!」

 13日午後、北朝鮮との交渉経過報告のため、「拉致議連」会長の平沼赳夫元経産相の事務所を訪れた外務省の斎木昭隆アジア大洋州局長に、松原仁衆院議員(民主)は厳しい言葉を浴びせかけた。

 平沼氏は交渉再開を「制裁でムチを使ってきた効果だ」と歓迎しながらも「日本は毅然(きぜん)とした態度でやっていかなければいけない」とクギを刺した。

 安倍晋三前首相は斎木氏から報告を受けた後、記者団に「確実な進展がないと制裁解除を行わないという姿勢で臨むべきだ。制裁がなければ(交渉の)条件はなかった」などと主張した。

 一方、超党派の「日朝国交正常化推進議連」会長の山崎拓元自民党副総裁は斎木氏との会談後、「『対話の努力は百害あって一利なしだ』という人もいるが、幼稚な考えだ」などと安倍氏が12日の講演で行った発言を強く批判した。

 このほか、民主党の鳩山由紀夫幹事長は13日、「具体的な進展が何もない中で制裁を一部解除していいのか。結論ありきのようで拙速だ」と非難した。

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