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尖閣諸島事故:「開戦も排除しない」 議会答弁で台湾首相

 【台北・庄司哲也】沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島(台湾名・釣魚台)付近の日本領海で10日、台湾の遊漁船が日本の巡視船と接触し沈没した事故をめぐり、台湾の劉兆玄・行政院長(首相)は13日、日台間の領有権争いに関する議会答弁で「最後の手段として開戦も排除しない」と発言した。

 立法院(国会)は12日、尖閣諸島周辺への軍艦派遣の要請書を国防部(国防省)に提出した。台湾で対日抗議の声が高まっており、馬英九総統も尖閣諸島の領有権問題で強い姿勢を示さざるを得ない。

 台湾では05年6月にも日本の漁業取り締まりの強化に抗議し、フリゲート艦を「視察」名目で派遣している。

毎日新聞 2008年6月13日 19時45分

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