中曽根“子分”がこぞって靖国に「分祀」圧力(2005年06月25日発行)

 首相の靖国神社公式参拝をめぐって、中曽根康弘元首相が、持論であるA級戦犯「分祀」論を展開している。自らが首相時代に打ち上げ、見送られた課題であり、中曽根元首相にとっては汚点の一つとも言われる。それを実現させることで、自らの経歴をきれいにするのが狙いだともっぱら言われている。
 ここへきて中曽根元首相は、「東條家が分祀に軟化し始めている」とメディア関係者に述べているという。中曽根首相時代、東條家だけがA級戦犯分祀にきっぱり反対を示した。その東條家が分祀容認に傾き始めたというのである。
 ところが、東條英機の孫・東條由布子はここへきてマスコミに「分祀容認はあり得ない。中曽根さんが勝手に言っているだけ」と中曽根元首相による謀略だとアピールし始める。‥

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