日朝協議について記者会見する町村官房長官=13日午後、首相官邸 北朝鮮、拉致で再調査約束 よど号犯引き渡しに協力町村信孝官房長官は13日午後の記者会見で、北京で11、12両日行われた日朝実務者協議で、北朝鮮が安否不明の拉致被害者の再調査を約束、1970年の日航機「よど号」乗っ取り犯関係者の身柄引き渡しへの協力を表明したことを明らかにした。政府は「一定の前進」と評価、人道物資輸送に限って貨客船「万景峰92」を含む北朝鮮籍船舶の日本入港を認めるなど対北朝鮮経済制裁の一部解除を決めた。 福田康夫首相が13日午後、官邸で町村官房長官と高村正彦外相、日本代表として実務者協議に出席した斎木昭隆外務省アジア大洋州局長と協議して決定した。 町村氏は拉致問題について、北朝鮮が「拉致は解決済みとの立場も変更した。生存者を発見し帰国させるため、調査の必要があると認めた」と説明。よど号乗っ取り犯関係者の早期引き渡しに向け北朝鮮側と調整する考えを示し、拉致被害者の再調査については「北朝鮮単独か日本と共同でやるかは今後話し合っていく」と述べた。一部制裁解除は拉致再調査の方法をめぐる合意が前提との認識を示した
【共同通信】
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