静岡放送局

2008年6月13日 12時36分更新

産科医確保で手当て支給へ

派遣されている産婦人科医師が引き揚げられる方針が示されている富士市立中央病院の医師を確保しようと、富士市は、給料とは別に分娩に携わる手当てを新たに支給することにし条例案を提案することになりました。
富士市立中央病院では、産婦人科の4人の医師を派遣している東京の慈恵会医科大学が、来年3月いっぱいで、派遣をとりやめることを市に伝えています。
このため市は、待遇を改善して医師を確保しようと、給料とは別に特殊勤務手当として分娩に携わえう医師に1回につき3万円を支給することにしました。
市は、条例案を今月16日から始まる6月定例市議会に提出し、可決されれば、ことし4月にさかのぼって手当てが支給されることになります。
市の担当者は「全国的に産婦人科の医師が足りない状況にあり、待遇を改善することで医師を確保していきたい」と話しています。