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最終更新:2008年6月13日(金) 12時18分

帰還事業めぐり脱北者が朝鮮総連提訴

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 帰還事業で北朝鮮に渡ったものの、強制収容所に入れられるなど肉体的、精神的苦痛を受けたのは、地上の楽園などと宣伝した朝鮮総連に責任があるとして、大阪の脱北者の女性が1100万円の損害賠償を求めて裁判を起こしました。

 訴えを起こしたのは3年前に北朝鮮を脱出し、大阪府に住む高政美さん(47)です。

 高さんは1963年、在日朝鮮人の両親らとともに帰還事業で北朝鮮に渡りましたが、現地で過酷な生活を強いられた末、強制収容所で拷問を受けたということです。

 高さんは、朝鮮総連は北朝鮮が地上の楽園だなどとうその宣伝を繰り広げ、組織的に大勢の人をだましたとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めています。

 「9万3000人以上の人々を誘拐、拉致し、北朝鮮に行かせた責任を本当にどうやってとれるのか」(原告 高 政美 さん)

 日本に住む脱北者が帰還事業をめぐって提訴したのは今回が初めてです。(13日11:42)



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