都内最後の地下鉄とされる東京メトロ「副都心線」(渋谷-和光市20.2キロ)が14日に開業する。新たに結ばれる池袋・新宿・渋谷の3大エリアでは1日当たり約15万人の利用が見込まれる。東京都新宿区の新宿三丁目駅では13日午前、記念式典が開かれ、東京都の石原慎太郎知事らが試乗した。
副都心線は新設の渋谷-池袋間(8.9キロ)を急行11分、各駅停車16分で運行。在来の有楽町線を利用し埼玉県和光市と結ぶ。東武東上、西武池袋・有楽町の各線と相互直通運転し、12年度には渋谷駅で東急東横線にも乗り入れ、横浜と結ばれることになる。
記念式典では、石原知事が「都市の成熟は効率的な移動にかかっている。(新線は)東京の活力につながる」とあいさつ。テープカットとくす玉割りの後、試乗列車に乗り込んだ。【高橋昌紀】
毎日新聞 2008年6月13日 11時25分(最終更新 6月13日 11時40分)