北海道新聞　Hokkaido Shimbun Press

　【夕張】夕張商工会議所（沢田宏一会頭）は、地域活性化のため検討を進めている自衛隊演習場、カジノ、刑務所など六施設の誘致について、夕張市も市民の意見などを踏まえて方向性を示すよう、藤倉肇市長らに求める要望書を十三日に提出する。同会議所が、六施設の誘致検討を市側に公式に伝えるのは初めて。

　六施設はほかに、石炭露天掘り、産業廃棄物処分場、高レベル放射性廃棄物の最終処分場。

　要望書は、市議会の加藤喜和議長にも提出し、市として誘致に取り組むかどうかや、取り組み方法などの検討を求める予定。

　沢田会頭は「市民の大半が反対する施設を強引に誘致はしない。要望書を契機に公式に市などと議論を始めたい」と話している。