山形といえば、サクランボ。赤ジャムはやや酸味のある「ナポレオン」という品種を使っている。あの「佐藤錦」より美味という人さえ。砂糖を抑えた甘みが、持ち味の酸味を引き立てる。ちょっぴり入った洋酒がハマリの脇役で香りがいい。
白ジャムは、洋なしの一種「ラ・フランス」。丸くなく、皮に斑点があったりで、美しいとはいえないが、甘みが濃くて、果肉の目が細かく舌ざわりは滑らかだ。キャップを開けると、気高い香りが…。奥ゆかしい姫が山形に舞い降りたのだろう。各一瓶、赤680円、白630円。
山形市表蔵王68(電)023・688・5500
■ ひとこと
朝、プレーンヨーグルトに白をたっぷりのせ、パンには赤を。出社に勢いがつく。(H)
スコーン スコーンドルフィン(茨城)
発売元の代表である根本好美さん(43)は、6年前まで専業主婦。手作りスコーンが口コミで評判になり、今では京成百貨店アーケディア(水戸市)、農林水産省つくば事務所売店など14カ所で販売されるまでになった。
スコーンを作り始めたきっかけは「市販品を食べ、硬くてパサパサで、本当においしいの?」と疑問を持ったことから。独自で製法を研究し、卵を使わず、生クリームの分量を調整するなどしてしっとり感を出した。黒糖スコーン、メープルスコーンなど特別価格の5個セット(1日20箱限定)で1000円。
笠間市大田町208の311(電)0296・78・1392木〜土曜のみ営業
■ ひとこと
しっとりして甘さも適度。小粒だがボリュームあり。ジャムはお好みで。(P)
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