ご訪問ありがとうございます。「ガ島通信」を運営する藤代裕之と申します。
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2008-06-13
■[本][ネット]子供を持つ親に読んでほしい「12歳からのインターネット」荻上チキ
以前イベントで対談させてもらった荻上チキさんが出版した「12歳からのインターネット ウェブとの付き合い方を学ぶ36の質問」が渋谷の書店に平積みになっていたので購入してみました。
インターネットが技術などに詳しい一部の人だけでなく多くの人に使われるようになり、さらに「ネットの影響」「ネットの闇」と…何か問題が起きればインターネットにその原因を求める風潮が蔓延している中、荻上さんがブログで書かれているように『レベル1からスタートできる、当たり前のことが書かれている本』は多くの人に求められているところです。
本はQ&Aとコラムで構成され、Qは「そもそもEメールって何」といった基礎的な知識から、「掲示板に悪口を書き込む人がいる。どうすればいい?」「匿名でとてもひどいことを書き込んでも怒られないの?」といったマナーまで幅広くカバーされています。
フィルタリング・ネット規制でインタビューした高等学校PTA連合会の高橋正夫会長は『あと10年たったらいまネットを使いこなしている人が保護者になってくるが、いまの保護者は理解できていない』(日経IT-PLUS 高校PTA会長がネット規制法案に反対する理由)と話していました。12歳と限らず、中高生の子供を持つ親にも手にとってもらいたい本です。ネットのトラブルで相談を受けた時に役に立つはずです。
2008-06-06
■「サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」に参加しています
「第12回サイバー犯罪に関する白浜シンポジウム」に参加しています。テーマは「国民総ネット化時代の情報安全教育」で、弁護士の岡村久道先生やドコモモバイル社会研究所の遊橋裕泰さん、警察庁情報技術犯罪対策化の方に混じり、私も「私刑化する社会とメディアリテラシー」というタイトルで講演します。
このシンポジウムの特徴は研究者、セキュリティ関係などの技術者に加えて警察関係の参加が多いこと。300人を超える参加者のうち50人が警察関係で、貴重な情報交換の「場」になっていると思います。
お酒を飲みながらざっくらばらんに参加者が話し合うナイトセッションも恒例で深夜まで議論が続くこともあるそう。
テーマは「ネットワーク規制について」で、このところネット規制を追ってきたので、どんな議論になるのか楽しみです。
2008-06-05
■[ボクナリ]離島連載「僕らの島生活」始まってます
離島の30代を訪ねる連載企画「僕らの島生活」がボクナリで始まっています。
ライターはブログ「世界を巡るFool on the web」の美谷広海さんに担当してもらっていますが、その美谷さんに「島に行くなら持っておくべし」と紹介されたのが日本離島センターが発行している「日本の島ガイド シマダス(SHIMADAS)」。
あまりにベタなネーミングにちょっと驚きましたが、入手してみると地図や時刻表好きにはたまらないタイプの本で見ていて飽きることがありません。
ちなみに第一弾は三重県の離島「答志島」。三重県の鳥羽沖に浮かぶ漁業と観光の島です。
島のあちこちに不思議な「マルハチマーク(○の中に漢字で八が書かれている)」が書かれています。家内安全の魔よけで、家や倉庫の壁、扉、漁船や車のボディだけでなく、写真のように駐在所の入り口にも書かれていました。
また、鳥羽市の無形民俗文化財にも指定されている16歳以上の男性が共同で暮らす「寝屋子」という独自の風習や「答志島アンビリーバボー(昔から伝わり今もある不思議なお話)」(旅館組合のホームページに紹介されている)が残るなど、さまざまな魅力に溢れています。
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2008-06-02
■[お知らせ]チームラボ猪子さん+北山村池上さんの講演
ギリギリの告知になってしまいましたが、あのチームラボの猪子さんと「村ぶろ」というユニークなブログポータルを運営している和歌山県北山村の池上さんらの講演が、明日6月3日(火)午後1時から東京大学で開かれます。
前回は私も講演した同時多発変化連絡会議の第2回「日本にビルゲイツはいらない-スモールビジネスと社会起業の最新情報-」で、ワークショップ運営には大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)が協力します。
シンポの内容は以下の通りです。