
定 価: |
1,470円 (本体価格1,400円+税) |
発 行: |
2007年7月 |
<目次> <はじめに>情報化と「くちコミ」 <第1章>「くちコミ」のマーケティング活用 <第2章>顧客ロイヤリティーとくちコミ <第3章>オール電化「くちコミ」アンバサダー施策の実施内容 <第4章>東京電力の「くちコミ」施策 <第5章>「くちコミ」調査から分かる生活者の変化 <第6章>感動と「くちコミ」<第7章>Case Study |
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「くちコミニスト」を活用せよ! |
今、効果的なマーケティング手法として「くちコミマーケティング」が注目を集めています。物やサービスの購入に際して最も影響があるのが、知人や家族など他人からの推奨、つまり「くちコミ」だからです。特に、高額な商品ほどその傾向が強いという調査結果もあります。
タイトルの「くちコミニスト」とは、こうした「くちコミ」の核となる人という意味の造語。本書は、この「くちコミニスト」をうまく活用して、能動的な「くちコミマーケティング」を成功させよう、という実践書。中でも、くちコミを用いたオール電化の販売・マーケティングについて、関西電力と東京電力が実施した「くちコミ施策」に大幅なページを割いています。
特に関西電力については、過去3年間の実施例を細かく取材・分析。調査に基づき「くちコミ組織」を設置し、具体的な施策の進め方まで踏み込んでいます。現実に人と人が介在していく「くちコミ」を用いた実践例としては、類のない詳しさとなっています。
このほか、インターネットを活用した内外でのくちコミマーケティングの最新事例、「バイラルマーケティング」など最新のプロモーション手法なども集めました。さらに、大手広告代理店・廣告社が2004年、2005年、2007年にわたって実施した「くちコミ調査」の結果、マーケティング入門者にも分かるようなしっかりとした概論もあります。
特に、電力会社および関連会社などでリビング営業などのオール電化にかかわる部門、マーケティング関連部門の人には必読の一冊。広く「くちコミ」の現在を知るのにも最適です。 |
<サイズ> A5判、248ページ |
<著者紹介> 中島 正之氏(なかじま・まさゆき)廣告社コミュニケーション局マーケティング部部次長・日本マーケティング協会認定マーケティングマスター。 武蔵大学経済学部経済学科卒。 IT企業、官公庁、電力会社及び教育機関のマーケティング&コミュニケーションを担当。2001年より「くちコミ」マーケティングのプロジェクトを立ち上げ、電力会社を中心にコンサルティングと実施支援を行う。TSUZUMIモデル(鼓モデル)をベースにした「くちコミ」調査を定期的に実施。 著書に「図解でわかる『くちコミ』マーケティング」(日本能率協会マネジメントセンター)、「Word-Of-Mouth Marketing韓国版」(Haneon Publishing Co)、「Word-Of-Mouth Marketing中国版」(科学出版社)、「『くちコミ』のマーケティング活用」(セミナーズネットワーク)など。
岸波 宗洋氏(きしなみ・むねひろ)マーケティングコンサルタント・(株)岸波広告事務所代表取締役、2007年6月よりコモンズ・コンサルティング・パートナーズ(株)代表取締役。 早稲田大学人間科学部卒業(青山学院大学大学院国際マネージメント研究科修士課程退学)。 顧客生涯価値を最大化するためのコンサルティングを実践する。電力会社・通信会社などで戦略・戦術を明らかにするマーケティング調査・分析を適用し、高い評価を受けている。 日経ビズプラスでコラム「IT&マーケティングEYE」(連載終了)や経営工学会論文誌などに多数執筆。
黒川 聡氏(くろかわ・さとし)廣告社コミュニケーション局マーケティング部ディレクター・日本マーケティング協会認定マーケティングマスター。 追手門学院大学経済学部経済学科卒。 IT・家電・医療・環境などのコミュニケーションプランを中心に幅広く対応。コミュニケーション関連以外にも、製品開発・新規事業探索などの依頼も多い。また各企業内での各種レクチャーや、セミナーなどでの講師も務める。 著書に「会社を作って設ける方法(共著)」、FUJI BUSINESS REVIEW第26号「『感動』マーケティングへのアプローチ」など。
(いずれも2007年7月現在) |
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