2008年6月12日 21時54分更新
12日夕方、高松市の婦人会が
貸し切ったバスが岡山県内の瀬戸中央自動車道のサービスエリアで休憩していたところ、子どもを含む乗客7人が気分が悪いと訴え、3人が病院で手当てを受けました。このバスはおよそ1時間前に乗用車を避けようと急ブレーキをかけていたということで、警察で当時の状況を調べています。
12日午後6時すぎ倉敷市の瀬戸中央自動車道の鴻ノ池サービスエリアで休憩していた貸し切りバスの運転手から「乗客が気分が悪いと訴えている」と警察に通報がありました。
このバスは高松市に本社があることでんバスの観光バスで、高松市の婦人会のメンバーやその子どもなど23人が乗っていましたが、7人が吐き気などの症状を訴え、このうち小学3年生の男の子を含む3人が病院で手当てを受けました。
警察によりますと、このバスはおよそ1時間前に岡山自動車道の高梁サービスエリアで車を避けようと急ブレーキをかけ、前の座席に頭をぶつけた乗客もいたということです。
婦人会のメンバーは鳥取での温泉旅行を終えて高松に帰る途中でした。
今月から道路交通法が改正され、バスが高速道路を走る際は乗客のシートベルトの着用が義務づけられましたが、運転手はシートベルトの着用を乗客に呼びかけていなかったということで、警察で運転手から事情を聴いて当時の状況を調べています。
ことでんバスの野口和之営業部長は、「6月1日から乗客に対してシートベルトのアナウンスをするよう運転手に指導を徹底してきたが、このような事態になり、大変申し訳なく思っています」と話しています。