無差別殺傷、犠牲者の告別式営まれる
突然、命を奪われた7人の犠牲者。12日も武藤舞さんらの告別式には多くの人たちが参列し、深い悲しみに包まれました。 東京芸術大学の4年生、武藤舞さんの告別式は冷たい雨が降る中、東京・上野の寛永寺で行われました。音楽が好きだったという武藤さん。大学の友人らがビートルズの曲などを演奏し、最後の別れを惜しみました。 「楽器の演奏と一緒にご両親の号泣が聞こえて、本当に気の毒で」(参列した人) さいたま市内で行われた宮本直樹さんの告別式。 「小さな優しい子だった。いつも教壇に声をかけに来てくれた印象が強い」(宮本直樹さんの高校の担任) 父親の宮本惇彦さんは沈痛な表情でこう挨拶しました。 「非常に残念です。また明日・・・(息子は)戻ってくるのかなという心境でございます」(宮本直樹さんの父親・惇彦さん) 千葉県の大学生、川口隆裕さんの告別式にも大勢の友人らが参列しました。 「“また来週”って別れたんです。なのにもう・・・会えないんです。車の免許取ったら“車で遊びに行こう”って言ったばかりなのに・・・」(川口隆裕さんの友人) 7人が犠牲となった今回の事件。深い悲しみが広がっています。(12日17:56)
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