ニューヨーク(AP) 米国でスポーツやハイキングなどのアウトドア活動で、人口あたりの負傷者が最も多いのは、スノーボードであることが、米疾病対策センター(CDC)の統計調査で明らかになった。レクリエーション中のけがについて、全米を対象とした調査は初めて。スノーボードが全体の25.5%を占め、他の活動より突出している。
CDCは2004年から05年にかけ、全米63の病院でアウトドア活動中にけがをした患者約21万3000人について調査。約半数を年齢10─24歳の若者が占めた。けがの内容としては、半数が骨折とねんざで、脳しんとうなど頭のけがは約7%だった。
アウトドア活動別に調べると、人口10万人あたりにおける事故の年間発生率は、スノーボードが25.5%で最多。続いてソリ遊びが10.8%、ハイキングが6.3%だった。
この結果について、雪山でパトロールの現場に立つ医師は、非常に現実に即した結果だと話している。