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カナダGPで魅せた執念のオーバーテイク
アロンソをぶち抜き6位入賞!
佐藤琢磨の戦う姿勢に学べ
Sutton Images/AFLO
これに反応したのがインターネット掲示板『2ちゃんねる』。レース終了直後から琢磨とスーパーアグリを称賛する書き込みが数千件も続き、いかに多くのF1ファンがこのレースに感動したのかがうかがえる。
というのも、今年F1には11チーム22台のマシンが参加しているが、フェラーリやマクラーレンなどを筆頭に6チームは自動車メーカーが資本参加するワークスチーム。一方、スーパーアグリはホンダの技術支援を受けているとはいえ、元F1ドライバーの鈴木亜久里代表が一昨年末に設立したプライベートチームだ。ワークスチームとプライベートチームの格差は驚くほど大きく、ワークスにはスタッフ数700人以上、年間予算350億円以上のチームが複数ある一方、スーパーアグリのスタッフ数と予算規模はその5分の1程度でしかない。もちろん、野球やサッカーの世界でも弱小と呼ばれるチームが活躍することもあるように、F1の世界もスタッフや予算がすべてではないが、約5倍の差となると戦いは必然的に厳しいものになる。
そうした厳しい現実があるからこそ、今回の6位入賞はフェラーリやマクラーレンが優勝する以上に価値があると皆が認める。ビジネスの世界でも予算や規模だけで勝負が決まるものではない。佐藤琢磨のレースを戦う姿勢にこそ、いまR25世代が学ぶべき点がきっとある。
(田口浩次/グランプリトクシュウ)
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