ニュース: スポーツ RSS feed
F1スーパーアグリが撤退 資金不足…時間も足らず
このニュースのトピックス:モータースポーツ
一つの夢が消えた。F1チーム、スーパーアグリの鈴木亜久里代表(46)は6日、都内で会見し、チームのF1世界選手権シリーズからの撤退を発表した。
昨季中盤から資金難に苦しんだチームは今季開幕直前、英国の自動車コンサルタント企業、マグマ・グループと資本参加で基本合意し、参戦を継続した。しかし4月中旬、マグマの後ろ盾だった中東の投資グループが手を引いたことで契約は白紙に戻っていた。
鈴木代表は会見の冒頭、チームの声明文を読み上げ撤退を表明。マグマとの決裂後、新たにドイツの自動車部品メーカー、バイグル社との提携で基本合意に至ってはいたが、「条件面等を煮詰める時間がなく、トルコGP(9日開幕、11日決勝)に間に合わないということになった」と説明した。
スーパーアグリは2006年に参戦を開始。ホンダエンジンを使用して39戦に出走した。07年に佐藤琢磨(31)が2度の入賞を果たし、選手権ポイント合計4点を獲得した。最高位は6位。