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チベット自治区で4月爆破テロ、僧ら16人逮捕 新華社

2008年6月5日22時43分

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 【北京=峯村健司】中国国営新華社通信は5日、チベット自治区南東部のマルカム県で4月、相次いで3件の爆破テロ事件が起き、公安当局が事件に関与したとして計16人の僧侶を逮捕したと報じた。僧侶らは調べに対し容疑を認めており、3月のチベット騒乱に影響されてテロを起こした、と話しているという。

 4月5日、5人の僧侶が爆薬を使って県内の変圧所などの施設を爆破。同7日、別の僧侶らが給油所や公安機関に爆弾を仕掛けたが、爆発はしなかった。同15日には、僧侶6人が手製の爆発装置を民家に仕掛けて爆発させた疑い。

 公安当局はいずれもチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世のグループによる民族分裂思想の扇動を受けた犯行とみているという。チベット自治区の幹部は同通信に「最近のダライ・ラマの言動を分析すると、チベット独立勢力が新たな事件を引き起こす恐れがあり、警戒を強める必要がある」と述べた。

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