同人誌即売会「Comi Communication12(コミコミ12)」が8日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開かれ、マンガファンやアニメファン、ゲームファン約4000人でにぎわった。
イベントには、人気マンガやゲームのパロディーなどを描いた同人サークルが1000以上参加し、6700平方メートルの会場は来場者で埋め尽くされた。会場には、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」や「フェイト」、「魔法少女リリカルなのは」など人気作品のキャラクターなりきったコスプレーヤーも登場、カメラの前で決めのポーズを披露した。
同人誌即売会では、世界最大規模の「コミックマーケット(コミケ)」が東京ビッグサイトで夏、冬に3日間で50万人を動員している。コミコミ開催委員は「運営費は赤字ギリギリだしスタッフもボランティア。みんな同人誌が大好きで、サークルを支えたいという思いだけでやっている」と手作りのイベントといい、きびきびと動くスタッフと通路で譲り合う行儀いい参加者が、おだやかな雰囲気を作っていた。【早川方子】
2008年6月10日