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2008/06/12

窒素肥料は「空気」から作る

肥料になった鉱物の物語―グアノ、チリ硝石、カリ鉱石、リン鉱石の光と影 (のぎへんのほん) 肥料になった鉱物の物語―グアノ、チリ硝石、カリ鉱石、リン鉱石の光と影 (のぎへんのほん)
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2004-03

資源の争奪戦が始まっているんだが、石油とか鉄鉱石とか、目立つモノばかりじゃない。肥料に使うリン鉱石が足りないという話で、

 国産の野菜がスーパーの店頭から消える可能性が出てきた。

 化学肥料の原料であるリン鉱石の世界最大規模の輸出国である中国が実質的な禁輸措置に踏み切ったのだ。

 今年4月、中国は化学肥料の輸出関税を100%と大幅に引き上げ、翌5月にはリン鉱石の関税も100%に引き上げた。

 13億人という世界最大の人口を養うべく自国の農業向けにリン鉱石を活用するように方針を変更したためで、実質的には禁輸措置に近い。

マスコミというのは何事も大袈裟に騒ぐわけだ。資源の争奪戦になったら、そら、カネを持ってるヤツが強いに決まっている。化学肥料が買えなくて日本人が飢えて死ぬような時代が来たら、どう考えたって世界が滅亡する時だ。で、




 中国に限らず、中国に並ぶ世界最大のリン鉱石の生産国である米国はすでに輸出を禁止している。ロシアなどでも産出されるが、国際的に品薄状態が続いており、すでにリン鉱石、窒素、カリウムは、ここ数年で2~5倍も価格が上昇している。

 今後、さらに入手困難になれば、中国や米国以外の国も自国の農業のために禁輸措置に動く可能性もある。そうなれば、日本の農業は窮地に立たされる。

中国からリンを輸入していたのは、たまたま近くて安く買えるからで、リンは中国でしか生産されないわけじゃない。つうか、もともとリンの多くは南洋のグアノ鉱床から掘り出していたわけだ。Wikipediaによれば、
リン鉱石(リンこうせき、phosphate ore)は、工業原料として利用可能なリンを採取できる、リン酸塩鉱物を主成分とした鉱石である。
リン鉱石資源として重要な鉱床は、成因により3種類に分類される。

化石質鉱床
古代の動植物や微生物が起源となった比較的大規模なリン鉱石鉱床で、アメリカ、モロッコ、ヨルダンなどに存在する。現在のリン鉱石の大半はこの鉱床から供給されている。
グアノ(鳥糞石、糞化石質リン鉱石とも)鉱床
別項を参照。ナウルなどに存在していた。
火成鉱床
地殻変動によって生じた金属鉱床などと同じ無機質のリン鉱石鉱床で、ロシアのコラ半島に大規模なものが存在する。
どこにも中国なんて名前は出て来ないんだが、まぁ、それはいいとして。リンというのはどこにでもあるわけだ。やはりWikipediaなんだが、
生体内では、遺伝情報の要であるDNAやRNAのポリリン酸エステル鎖として存在するほか、エネルギー代謝に欠かせないATPなど、重要な働きを担う化合物中に存在している。また、高等生物ではリン酸カルシウムが骨格の主要構成要素としての役割も持つ。このため、あらゆる生物にとっての必須元素であり、農業においてはリン酸が、カリウム・窒素などとともに肥料の主要成分である。
よく「窒素・リン酸・カリ」と呼んで、肥料の三大要素になっている。このうち窒素は
空気から作るので、あとは電気さえあれば作れる。空中の窒素を固定化すればいいわけだ。で、リン酸なんだが、これは
主に開花結実に関係する。花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)と言われる。可溶性リン酸と、く溶性リン酸が植物に吸収される。なお、可溶性リン酸とは、アルカリ性クエン酸アンモニウム溶液に溶けるリン酸で、この中には水溶性リン酸も含まれる。
綺麗な薔薇の花を咲かせようと思ったら、せっせとリン酸の入った肥料を撒かなければならない。もちろん、天然自然にもリン酸というのは存在しているので、肥えた土地ならさして必要ない。有機肥料だと、鶏糞にはリン酸が多いね。もともとリン鉱床である「グアノ」というのも、大昔の鳥の糞が積もったモノであって、ただ、ほとんど掘り尽くしてしまったために今では採算に合わなくなっている。

昔は、化学肥料なんかないので、せっせと有機肥料を撒いたわけだ。たとえばイワシなんぞは大量に採れるので、食うよりむしろ肥料として使われた。リンは生物の身体には必ず含まれているモノなので、有機肥料には必ず含まれている。化学肥料が買えなければ、有機肥料を使えば良いのだ。たとえば、現在、人間の排泄物はほとんど100パーセントが焼却されたり捨てられたりしているんだが、極端な話、ウンコ撒けば肥料になる。中国産のリン鉱石というのは、代替えのきかないシロモノというわけではない。で、残るのはカリなんだが、
工業原料としてのカリウム資源はほぼすべて塩化カリウムの形で採取される。年間生産量は2650万トン(2002年)である。主な産地はカナダ(31%)、ロシア連邦、ベラルーシ。推定埋蔵量は100億トン。カリウムは植物の成長に必須であるため、塩化カリウムの95%はそのまま、もしくは硫酸カリウムの形で肥料(カリ肥料)として用いられる。残りの5%が水酸化カリウムを経由して、炭酸カリウムとなる。
塩化カリウムって、海水に含まれているわけだ。なので、どうしても手に入らなければ、日本近海で大量にとれる「海草」から作ればいい。海草というのも、古くから肥料に使われていて、朝鮮海女というのがいるんだが、真冬に海に潜って海草をとり、それを肥料にして農業を営んでいるわけだ。済州島だけの風俗なんだが、そんな朝鮮海女が、房総とか伊豆には明治時代からたくさん流入している。まぁ、常識的に考えて、化学肥料が作られる何千年も前から農業というのは存在している。いずれにせよ、
化学肥料がなくなっても農業は滅びません

コメント

有機肥料、賛成!

排泄物を焼いたりして処分するのは、
それはそれで金かかるし、
うまくコスト面も考えて、
人の排泄物を有効利用する方向って大事だと思う。

まず臭いから嫌われるんね。
誰かコメントしてくれたけど、
介護用にウンチ無臭化する薬?あるし、
なんとかいいやり方ないものか。
臭くなければみんなそれほど嫌がらないと思う。

むしろ「某女優さんの排泄物を肥料にして作った野菜です」、
なんてのがあれば、それはそれでブランド野菜になるかも。

有機肥料事業で成功して金持ちになれば、
きっと「ウンコ王」とか呼ばれるようになりますよ。
そうして建てた豪邸は「ウンコ御殿」。
街に多額の寄付して作った学校は「ウンコ小学校」。
誰か頑張ってやってみませんか(w

藪で蛇を突っつくようですよ。
野次馬さんがまず新しい利用方法を考えてください。
材料は一杯あるのだから。
ただ、昔の肥溜めや回虫、ギョウチュウ。サナダ虫はいらんです。

ミミズもいい土作ってくれるぞ。

ギャル曾根のウンコは極上肥料となる筈。
食べても体型が変わらないという事は身体に必要分以外全てウンコになったという事だ。
これ以上の極上ウンコは無い!!
ギャル曾根印の有機肥料を販売したら売れるぞ。

あの肥え溜め〔koedame〕があるじゃん、あれはちゃんと時間がたてば臭くなくなるし寄生虫も死んじゃうとか←畑があった昔の江戸川河原がなつかしい。汲み取り式便所を最後は肥やしにする式の便槽を考案してアジアに広めたいと言ってた人がいたっけ。

リン鉱石の元は海鳥の糞、ちょっと新鮮すぎるかもしれないが人糞で農業再生。 
寄生虫の心配はあっても寄生虫こそがメタボの救世主?

汚水処理場の汚泥やら廃水から作れば良いだけだろ。肥え桶担いで回らなくても黙ってても集まってくる。

藤原直哉のネットラジオからなんですが、
日本は昭和の時代に農薬だか化学肥料だかを撒きすぎてしまったらしいんですね。特に窒素を土壌に入れ過ぎたんだそうで。

だから、耕作放棄地が広がっていますが、しばらく土地を休ませて窒素分を抜くのも農地にとってはいい事なんだとどこかの先生がおっしゃってたそうです。

http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/ipodcasting/2008/06/2008_a7ca.html

バキュームカーでぽっとんトイレの後始末を捨って集めている人がいるが
あれで集めた者を肥料にすればいいのか。

でも都会じゃ無理だな。

日本の農業市場開放しろって
アメリカ様もかねてからうるさいからねー。

このネタで、どの政治家が騒ぎ出すか見てれば
分かりやすい展開になるんでしょうなぁ。

ウンコ最強!!
富士山に設置してある水を使わない大鋸屑トイレから産出される肥料はかなり良質のような希ガス

http://www.e-ele.net/CHINA/ChinaColumn2.html

中国のウンコ利用法

野次馬さんがバキュームカーで革命を起こす訳ですね、わかります。

骨粉には同じ量の鶏糞の10倍のリン酸が含まれていて、その効果は10年間は肥料要らないらしい。

カリは草でも燃やせば出来上がり。

現状では家畜の糞尿だけで十分間に合うわけで。ただしその飼料が輸入で、バイオエタノールにとられて高騰して、本来なら肥料に回る有機質も飼料にまわっているわけですが。鶏糞で発電した残渣の灰などは、昔なら産業廃棄物だけど今はカリ肥料として売れてるとか。

汚泥は、下水道でなんでもかんでも集めたのを、化学物質で処理する上に、重金属の集積があるから、肥料としては不適。昔みたいに肥溜めで、し尿とかだけを、十分に腐熟させたものならOK。

ただね、昔と違って医薬品とか抗生物質とか含まれているだろうし、第一トレペって溶けるわけでなくて細かくなるだけだから、撒くと白い筋ができて・・・。今風ならバイオガスみたいに、燃料と液肥が一緒に出来るものだとさらによし。

飼料も化学肥料も資源の分捕りあいになっていますが、大手商社は中国やインドのほうが高く買ってくれるので、そっちに売ってるとか。もうからない日本向けには中小の業者が頑張っているのが現状みたいですよ。

まあ、お米は窒素少ないほうがおいしいし、肥料なんか入れなくてもほどほどは採れるわけで、いざとなったらみんなで田植えとか稲刈りとかすればいいんでねえの。

確か煽り記事書いたのは金剛石ですね。
工夫すれば、どうとでもなるのにね。
戦国時代の火薬と一緒だね。

新参ですが、野次馬さんも知ってるはずの人が、し尿処理場の汚泥を乾燥させて袋詰めにして売ってますよね。

函南町では町が「液肥」にして売ってるよ。
あまり売れないみたいだけど。

すべては「コスト」で決まるんだよ。リン鉱石が高騰したら、いくらでも代替え手段はある。

>すべては「コスト」で決まるんだよ。リン鉱石が高騰したら、いくらでも代替え手段はある。

そうはイルミナティが許さないそうですよ。ロシア製のスーツケース核爆弾による世界大戦の可能性が日々上昇中!

http://www.teamrenzan.com/archives/writer/omnibus/syndrome.html
スーツケース核爆弾(Mk-54 Special Atomic Demolition Munition)が中東に8つ配備された

ヒトデとか越前クラゲ、サメ、あと日本鹿など厄介者とされているのを使うとか。
火葬場の近くに畑を持っている知り合いがいたのだが、そこで取れる野菜が大きくて味が良く、口の悪い人間からは、人骨が降っているからいい肥料になるといわれていた。
ダイオキシンがバリバリかかった体に悪いのを食べるか、それとも・・・。究極の選択だ。エコ推進者に尋ねてみたい。

エコな食物連環でぇ~江戸時代のように「下肥一杯なんぼ!」で買い上げてくれる時代がくるんすかね?

「資源ウォーズの世界地図」
リン鉱石と食糧危機
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080606/160875/

中国と仲良くせんと日本が滅ぶとでもこの記事は
言いたいんでしょうかね。福田の時代に参政権やら
何やら可能な限りのことをやろうって勢力が二階を
はじめとする与党や朝日をはじめとするマスコミに
いてホント困りますわ。

かといって、小沢がトップになったら今度は中国が
朝鮮にとって替わるだけでこの国の政治家はどう
なっとんのか心配。

富山県神通川の魚を食べた人間がサナダ虫に寄生され、
出した便は川に流され、寄生虫の卵はミジンコに食べられ、
ミジンコは魚に食べられ、魚に寄生した幼虫がまた人間に食べられて、の
無限の円環に人間が組み込まれていることをなんとなく思い出しました。
確か、日本独自のサナダ虫は下水処理の発達とともに絶滅の恐れがある危惧種であったはずです。

それと、ウンコを肥料にするなら人糞よりも牛糞です。
草しか食べてない牛のウンコは最高の肥料で、
自動化前の農家は、農耕馬、農耕牛をトラクター代わりに
便利に使ってました。
今もそのうち、トラクター動かすより牛一頭の方が安くつく、ような時代に
戻るのかもしれません。
食べさせる草が圧倒的に足りないのが困りモノですが。

消化器撒けばいいんでないの。あれって確か中身はリン化合物だったような。
期限切れ消化器は産廃になっちゃうのかな。だったら撒いたらタイホか。

連山を読むと日本の重要相手国に特定アジアは入ってません。
つまり日本は特定アジアとつるんでも得はないということです

【自立】アメリカの占領が終わる日本
http://www.teamrenzan.com/archives/writer/mineyama/seapower.html

寄生虫を広めろって 叫んでいる先生もいるよ
メタボ もアレルギーも 心配ない 有機バンザイだ

東京医科歯科大学名誉教授藤田紘一郎氏はNHKラジオなどに出演して「17世紀の日本人は回虫にかかり、いろんな細菌がいましたから、それがアレルギーを抑えていたのです。

ぜんそく、花粉症、アトピーは1950(昭和25)年には全くなかった。それが1965(昭和40)年以降急激に増え出した。1950年の回虫感染率は62%でした。回虫の感染率が5%を切った1965年から増えだしたわけです」と断言している。

さらに藤田氏は驚くべき事例を挙げてサナダムシの効き目を説明しているのだ。

<15歳の女の子ですが顔がアトピーでタダレて人前にも出られず、3度自殺しかけたというのです。そこで、私にサナダムシで治療して欲しいというのです。

その子にサナダムシを飲ませ、ナオミと名前をつけ、お腹にナオミちゃんがいるんだから勝手に自殺してはいけないと諭しました。その後彼女はだんだんアトピーが治り早稲田大学に入りました。

以上 渡辺亮二郎 より 転載
http://blog.kajika.net/

藤田紘一郎
http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000261_01.html

拾って来ました。
http://737kenzi.blog122.fc2.com/blog-entry-1157.html#comment31

農業・有機肥料について
みなさんお米や野菜を作るのに肥料が必要との常識ですが、これは全くの誤解です。
あと、畑を耕すというのも常識ですが全く耕さない農法もあります。
福岡正信という方が日本や世界では有名です。
しかし、この無肥料農法が広がれば農薬は不要になるし機械は不要になるはで金融資本グループは許しません。
農協も存在自体が無駄だとばれてしまいます。
もちろんこういった情報は表にはなかなか出ないので一部の人間しかしりませんし、信じません。

私は、自分で小さい畑ですが実践しております。

しかし、日本が農業で世界を変えるには、このことを早く広めなければと思います。


是非記事に取り上げて下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%AD%A3%E4%BF%A1
http://www.naturalharmony.co.jp/trust/index.html
http://www.club-daich.jp/


| 2008-06-07 (Sat) 08:34:36 | DIAZ | URL [ 編集 ]

化学肥料で作った農作物や
薬漬けの牛・豚・鶏などの肉類、
海洋汚染の海で取れた魚類を
科学調味料たっぷり使って食べてる
日本人のうOこが、
本当にいい肥料となるのか非常に疑問。

そのうち有機野菜のベジタリアンのうOこしか
価値がない、ってことになったりして。

これも需要増を見越した動き?
サブプラで痛めつけられたHFも一枚噛んでる?
だとしたら、見込み違いでハサーンもありうるな
さあ、ババを引くのは誰だ?

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