2008年06月12日

カラー原稿

昨日は、知り合い数人に会う機会がありまして
ここ数日のブログの反響への感想もいただきました。
まったく職種の違う人に応援されたり、
作家さんによく言った!と言ってもらえたり・・・
そして、反響の中で、ちょっと無視出来ないご意見があまりにも多く、
また、自分の認識の甘さを再確認するためにも
再度話題にさせていただくことにしました。
それは、原稿紛失に関してです。

わたしも14年ほど小学館で漫画を描いてきましたが
実は、なくなってしまっているカラーがあります。
そして、ここがわたしの認識の甘いところではあるのですが、
実は、他の出版社さんでは、原稿紛失は紛失した編集者が最悪の場合
部署を移動しなきゃならないくらいの責任問題に発展する大問題だそうです。
(すみません。本当に知りませんでした。)
あるところでは、一枚なくしただけで、訓告が社内で発表され
紛失させた編集者の責任が問われるくらいの重大な過失となるそうです。
わたしが移籍にあたっていろいろあったことは、個人的感情も含まれますし、
すでに問題は解決済みと自分の中では消化されているので、
誰が悪いと責任を問うことはいたしませんが、
やはり、原稿紛失は、問題にしていかなきゃいけない事態なのだなと思っております。
それは、編集部内であまりにも原稿を紛失された作家が多いと言うことです。
たぶん、わたし同様、小学館の他の作家も(わたしが把握しているのは少女漫画部門)
わたしと同じ認識の甘さでいると思います。
なぜなら、原稿紛失の話は、ものすごくよく聞いていた話なのですが
あまり大事とは思わずに、
「○○さんがあのカラーの原画がもうないから、このイラストは使えないっていうんだよ」
「そう、うちもこの間、カラーなくされちゃって。ちゃんと机まわり綺麗にしてほしいよね」
なんて軽い会話で済ませてしまっていたことが本当に多かったんです。
それで、ビルを新しくしたり、編集部の場所が移動したりして
編集部ごと引っ越しをする時などに、どこからともなく現れて、まとめて送られて来たり
または、そのどさくさで完全になくなってしまったりと
ものすごく管理がずさんです。
しかし、編集部全体的には、きちんと保管場所があり、鍵のかかる部屋が存在します。
ようは、そこにきちんと持って行って、整理すると言う行為自体が
行き届いてない編集者がいます。
大事なカラーがゴチャゴチャした机の上にいつまでも放置されているんです。
わたしの場合、ことあるごとに細かなカットまで、使用後すぐ返却してくれる担当もいれば、
「見当たらないから、違うイラスト送って」と言われてそのままにしている担当もいました。
もしかしたら、わたしが紛失してしまったカラーも、
編集部をくまなく探してもらえればあるのかもしれませんが、
7、8年ほどまえからCGにしているので、それ以前のこととなると
あきらめてしまうほかありません。
思うに、原稿紛失に対しての明確な罰則がなく、
(賠償金の規定はあるのかもしれませんがこの場合、責任問題についてです)
作家も「しょうがないなぁ〜」ですませてしまう空気が存在するからでしょう。
最近、まわりのいろんな人のご意見を伺って、自分としても認識の甘さを猛反省しております。
これは、なくされたという問題に、作家が泣き寝入りをしてしまうということではなく
あくまで、作家側の甘さです。わたしの場合はそうです。
今、このブログが注目されている状態で、
ここを見ている作家の皆さんもいらっしゃるでしょうから
この場をお借りして、作家の皆さんの「自分の著作物に対する自己管理意識」を
見直していただけたらと思いました。
なくなったら、きちんと主張して、責任を問うべきですし、
手元にある著作物に対しても、きちんと自分で把握することが大事でしょう。
原稿紛失は大問題です。(すみません。当たり前だという声が聞こえてきそうなんですが)
また、本当に泣き寝入りしてる作家さんもいらっしゃるかもしれません。
これは主張してもかまわないことですので、
きちんと声を上げていきましょう!

そして、現在、公式サイトはなんとか復旧しましたが、ゲストブックの方が
サーバー側からストップがかかっていて、見ることが出来ません。
こちらは復旧のメドがたっておらず、大変ご迷惑をおかけしております。
また、あたたかな応援と励まし、ありがとうございます。
いろいろととても未熟な作家ですが、今回の応援にこたえられるような作家に
少しでも近づけるよう、精進いたしますので、
これからも暖かく、見守ってください。

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2008年06月10日

アフレコレポート 斎賀さん編


『愛俺!~男子校の姫と女子校の王子〜 男子寮潜入編』


そんなわけで、ここからアフレコレポートをガンガン載せてみたいと思います。
前回の、保志さんに引き続き、愛俺の主人公、
水樹を演じる斎賀みつきさんについてのアフレコレポートです!!

愛俺ドラマCD第2弾のアフレコから、1年くらい経ってしまったのかな?
久しぶりにお会いする斎賀さんは、やっぱりとてもかっこよかった!!
なんだか、顔がほっそりされてる気がしたので、「痩せましたか?」というと
「太ったんですよ〜」なんておっしゃってたんですが、
やっぱり、細くてますますかっこいいですよ!!

今回のアフレコはですね・・・個人的に、
皆川純子さん演じる、揚羽会長とのシーンをガッツリ増やしてもらっています。
脚本家さんに「原作では水樹がYシャツ一枚でいきなり牢に入れられてますが
揚羽会長に脱がされるところを絶対入れてください。」とお願いしていました。
ふふふふふ・・・・・このシーンを聞くのが楽しみだったよ。
そんなわけで、揚羽役の皆川さんがエロい!
なんかもう、耳元で囁いているかのような、ゾクゾクとした色気と言いますか。
そして、グスグスと泣いている水樹を演じる斎賀さんはかわいい〜〜
新條、水樹の泣き演技が異常に好きです。というか、斎賀さんの演技が好きです。
なんでだろう。よくわかないけど、このドラマCDを聴いた皆さんならわかるはず。
意外とよく泣くんですよ、水樹。
水樹は回を増すごとに、斎賀さんの手によって、
どんどんキャラが立って来てるような気がします。
やっぱり、漫画家は漫画を描く時に、ただの棒読みでストーリーを描いてるわけじゃなくて
頭の中では、映画みたいに3Dで動いてるんですよ。
読んでる皆さんもそうだと思うんですけど。
だから、台詞の言い方とか抑揚のつけかたって、
このシーンはこんな感じでっていうイメージがあるんです。
そのイメージと違うとテストの段階で、「ここはもっとかわいく言ってほしい」とか
「そんなに叫ぶところじゃないから、もっと抑えてほしい」と監督さんに伝えるわけです。
もちろん、監督さんが直接演技に対して注文を付ける時もあります。
で、本番ということになるんですが、
斎賀さんの場合、新條が想像した以上に、かわいく、かっこよく、面白くしちゃうんですよ。
特に、秋羅とのラストシーンでのやりとりは本当に絶妙でした。
斎賀さんの「太もも?」は必聴です。
それまで盛り上がっていた気持ちを一気に違うところに落とすシーン。
あの辺の演技は、アフレコのブースにいたスタッフ一同、
「斎賀さん、すごい」と絶賛していました。
ラストシーンは、「かわいいな〜でも笑える」ってところなんですが
見事に、いや、こちらの想像以上に仕上がってます。
ギャグシーンは、台詞の抑揚と台詞をしゃべる速度と、間の取り方と、相手との掛け合いと
って感じで、どれかが欠けてもテンポが悪くなるので、とっても難しいと思うんです。
うまい声優さんはこの辺が完璧なんですよね。

収録後のインタビューでみんな集まった時
斎賀さんが新條に「やっぱり今回は、濡れた髪がポイントですよね!!」と
おっしゃったんですが、新條、「あれ?秋羅の髪が濡れたシーンってあったっけ?」
と思っていたら続けて、
「普段髪の毛上げてる人が、髪が濡れると下がるのがいいんですよね!!」とおっしゃるので
「ああ!!バンビちゃんのことか!!」と。(笑)
なぜその萌えポイントがわかったんだろう! 新條も
「そうなんです!新條もバンビちゃんの濡れ髪には萌えながら描いたんですよ!」と
熱く語ってしまいました。
もちろん、ドラマCDは絵がないので、その辺は表現できないんですが、
お風呂場のシーンは、当時、アシさんたちもみんな、
バンビちゃんの濡れ髪がいい!!と言ってました。
その後も斎賀さんはバンビちゃんのお風呂シーンを
「あれいいですよね!見所ですよね!」とテンション高めに語っておられたので
「あれ?斎賀さんは個人的にバンビちゃんが好きなのかな?」と思いました。(笑)
またこれが、森川智之さんのバンビちゃんがやばいくらいかっこいいですからね。
さすが帝王、全部持ってっちゃうくらいのかっこよさ。
アフレコが終わった後、斎賀さんと2人で写真録ったり、おしゃべりしたりしてました。
そして、今度必ずお食事しようと・・・
が、いまだ実現出来ず・・・
6月はいっぱいいっぱいなので、7月には実現したい。
斎賀さんは、まわりが太鼓判を押すほど、リアル水樹な方です。(笑)
かっこよくて、男らしくて。
その後、メールのやりとりとかしてる時に、とてもうれしい言葉を言ってくれて
愛俺をこれからもがんばろうと思いました。

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2008年06月09日

その後

昨日のブログ記事の影響の大きさに驚いております。
うっかり、上地さんのギネスを更新するところでした。
とりあえず、現在、公式サイトがサーバーダウン中です。
ご迷惑をおかけするとは思いますが、
もうしばらくお待ちください。
いろいろ、反響やメールもいただいておりますが、
語ることは語ったと思いますし
ブログはファンのための情報やファンサービスの場にしたいと思っております。
これからは通常通り、楽しく、面白いブログに
していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
あとのことは久米田先生に任せるとして・・・
中断していた、愛俺ドラマCDのアフレコレポートを
明日のブログでは紹介したいと思います!
主人公の水樹役を演じていただいた斎賀さんのレポートです。
お楽しみに!!

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2008年06月08日

思うこと。

最近、雷句先生の訴訟問題で、編集者と漫画家の問題が浮上していますが
新條もフリーになったいきさつで思うところがあって
普段はこういう話をブログでは絶対にしないようにと思っているのですが
一言、書こうと思います。(一言じゃないですが・・・むしろ長いです。)

やはり、編集者と漫画家は対等な立場でありたいと思っています。
気持ち的には、漫画家は編集者に対して「お仕事をもらっている」と思っていたいし、
編集者は漫画家に対して「漫画を描いてくれている」と思っていてもらいたい。
そんな気持ちでずっとお仕事をさせていただいていました。
どんなに忙しくても、「この雑誌に描いてほしい」と言われれば寝ないで描いていました。
「こういうものを描いてほしい」と言われれば、出来る範囲で描ける漫画を。
新條が漫画というお仕事でご飯を食べていけるようになったのは
育ててくれた編集者のおかげだし、掲載してくれる雑誌のおかげでもあるのです。
ただ、そんな状況が、
「描いてといえば、描く作家」「注文通りの漫画を描く作家」ととらえられたとき、
その関係は崩壊します。
半年間コンビニにも行けず、月産120ページをこなし、
睡眠時間の平均が3時間を割るような状況は当たり前ではないんです。
感謝しろとは言いません。
そういう気持ちは、言われて持つべきものではないと思うので。
そんな関係のひずみを感じると、それはストレスになってしまいます。
やりたいことを我慢する必要があるのか。
ネタもないのに身を削ってまで、新しい作品を発表しなきゃいけないのか。
ある時、
「こういう話はもう描きたくない。この連載は違う方向で描いて行きたい」
と相談したところ、
「だったら、この連載は終わり。次はこの雑誌に移って」
と編集長に言われ、
その場は担当編集者も含めてのお食事の席だったのですが
「じゃあ、後は担当と話して」
と編集長は帰ってしまいました。
「ああ・・・長年この雑誌のために仕事して来て、曲がりなりにも
すこしは貢献出来たと思えるだけの成果をあげてきたのに、
最後は感謝の言葉もなく、こんな形で終わるのか・・・」と
頭が真っ白になりました。
自分の13年間って、いったいなんだったんだろうと。
そして、次に移れと指定された雑誌は、
「それまで」の新條まゆと何ら変わらないものを求められる雑誌で・・・
こういう時に言葉を選んでいてもどうかと思うのではっきりいいますが
もう、Hな漫画は描きたくなかったのです。
それはその時思っていたことではなくて、
『快感フレーズ』を描き上げた後からずっと思っていたことでした。
が、一つの流れを作ってしまった自分が自分の首を絞めてしまったわけですが
当時はその流れに逆らうことが許されませんでした。
そして、今まで通りの新條まゆを求める雑誌には行きたくなかった。

悩んで、悩んで、小学館を離れる決心をしました。
それを担当に告げると、
「だったら、いままでの出版物を全部絶版にする!」と言うので、
驚いて、「脅すんですか?」と言ったところ
「脅してるのはそっちでしょ!!」と言われてしまいました。
この辺りから、弁護士に相談するようになりました。
作家一人と大企業。
どう丸め込まれても、どんなウワサを広げられても一人では太刀打ち出来ません。
おまけに「頭がおかしくなってる」と言われ、むりやり連載を1回休まされました。
わたしは猛烈に反対しました。
楽しみにしているファンに申し訳ないと。
しかし、結果、休むことに。
が、休ませた本人はなんと、雑誌に休む旨の予告を入れなかったのです。
結果、まるで原稿を落としたかのような扱いに・・・
それだけならいいです。が、私の漫画が見たくて買ったファンの子は
どうするのかと落ち込みました。
大人にとって200円ちょっとなんて、はしたお金かもしれませんが
子供たちにとっては大事なお金です。
それを無駄にさせてしまった子がいるかと思うと、本当に胸が痛くて。
あの時、もっと反抗して、休まなければよかったと悔やみました。
そんな時、当時、小学館に出入りしていたうちのスタッフが
ある話を耳にします。それは、編集部の一人が
「新條まゆが連載を休んだのは、休ませないと移籍すると脅したからだ」
と発言したものです。
週2回の少女雑誌は現在3誌ありますが、お休みがもらえないのは
小学館の雑誌のみです。不定期連載もさせてもらえません。
休みたいと思っているボロボロな作家はたくさんいます。
そこに、わたしが休んでしまった。
他の作家たちから不満が出てもおかしくはありません。
私が脅したといえば、他の作家たちも納得するのでしょう。
が、話はおかしな方向に行きます。
内部事情を暴露したと、うちのスタッフを出入り禁止にしてしまったのです。
うちのスタッフといっても、わたし専属ではなく、いろんなところで
デザインのお仕事を抱えている方だったのですが、
小学館はやめさせてしまいました。
おまけに、そのスタッフがわたしを洗脳してると言い出す始末。
自分たちが言って来たこと、やって来たことを顧みない行為に
私は完全に編集部への信頼を失ってしまい
移籍する決意を新たにしました。
ここへ来て、やっと新條が本気だと言うことがわかったらしく
慌てて大規模なお食事会がセッティングされ、お偉いさんも集まりました。
そこでそのときの自分の気持ちを正直に伝えました。
これからやって行きたいこと。描いてみたいお話。雑誌。
しかし、小学館の少女漫画雑誌の一番偉い方には
「甘ったれるんじゃない!」と言われてしまったのです。
やりたいことを伝えて何が悪いんでしょう。描きたいものも描けずに
求められるものだけ描いてればいいと言うことでしょうか。
漫画家は小学館の奴隷ではないのです。
実は小学館に専属契約というのは存在しません。
そのかわり、書類上の契約よりも強固な「暗黙の了解」という専属契約が存在します。
基本的に他社で描いてはいけないのです。
これは出版社にとって便利なもので、追い出したい作家は
一言で追い出せて、つなぎ止めておきたい作家は、どんな嘘やウワサや
丸め込みを使っても、つなぎ止めることが出来るわけです。
漫画家は世間知らずが多いです。社会人として働いた経験があるわたしでさえも
「他社で描くなら、今までの出版物はすべて絶版」と言われた時、
「じゃあ、ダメなのか・・・」と一度はあきらめました。
この時すでに、他社の編集部からいろんなお仕事の引き合いがあって
その方々が「そんなことは絶対にあり得ない!作品は作家のものであって
出版社がどうこうできるものじゃない!
そんなことを言う編集者が本当にいるのか?」と驚かれたので、
初めて「ああ、脅されてるのは自分なんだ」と気がつきました。
他社の編集者から驚かれたのはこれだけではありません。
小学館の編集者の態度、発言、作家に対しての扱い、あらゆることが
「信じられない」と言われました。
小学館で育った作家は、他社の扱いを知りません。
どんなにひどいことを言われても、それが当たり前だと思っています。
以前、集英社のネームが遅れてしまって、土日に担当さんの自宅に
ファックスを送ることになったんですが、わたしは頑なに
「月曜日に編集部に送ります!」と言いました。
担当さんは「自宅でも受け取りますよ〜」とおっしゃってくれたのですが
以前、小学館の担当に、
土日にネームのファックスを送った時に、激高して電話がかかって来て
「編集者が安い給料で仕事してるのは土日は何があっても休めるという
保証があるからだ!あんたたちは高い年収もらってるんだから
寝ないで仕事しようが遊ぶ時間がなかろうがかまわないけど、
こっちの休みまで奪うな!」と言われたことがあったからです。
また、現在わたしは、校了日までには何が何でも原稿を上げ、
余裕をもって作品を仕上げています。絵も納得がいくまで書き込んでいます。
それは以前、原稿がギリギリになってしまって、絵が乱れてしまった時、担当に
「水は低い方へ流れるって話、知ってる?わたしのように水瓶に
水をたくさん貯めてるような人間が、あんたみたいなダメな人間の近くにいると
こっちの水瓶が減るのよ!」なんてことを言われたからです。
ネームが土日にかかってしまうのは作家が悪いし、
原稿がギリギリになってしまうのも作家のせいです。
だから何を言われても、それは当然のことだと思っていました。
よくドラマで、編集者が漫画家の家に行って、
「お願いですから先生!原稿描いてください〜もう時間がありません」
なんて泣きながら言っているのをみて、アシさんと
「漫画家って、こんな偉そうじゃないよねぇ」とよく言ったものです。
が、他社の話を聞くに付け、ふと感じ始めたことがありました。
「小学館は作家に対して、『漫画を描いてもらってる』という意識に欠ける」と。
「仕事をさせてやってる」「売れさせてやってる」と思っている人間が多いということです。
もちろん、そんな人ばかりじゃないですが。

移籍しようと思ったきっかけとなった編集長の言動に対してもそうですが
あの時、一言だけでも「今までありがとう。この雑誌がどうしても
新條が欲しいと言ってるんで、これからはそっちをどうか助けてあげてほしい」
という言い方をされていたら、もっとがんばれたかもしれない。
「小学館を離れて、いままでとは違うものを描いたら売れなくなる」
「大人しく今まで通りの漫画を小学館で描いていればいいのに」
などとも散々言われましたが
もうここに至ってはお金ではないのです。
最初からすべてうまくいくなんて思っていませんし
再スタートと思ってがんばってみることにしました。
精神的につらくて、体もボロボロになって大金を稼ぐより
信頼出来る担当と、気持ちのいいお仕事をして、心底楽しめる漫画で
1円でもお金が入ってくればそれでいいと思いました。
漫画家になって今が一番充実しているし、幸せです。
これが、新條が小学館から出た経緯です。
とても短くまとめてみましたが、それでもこんな長文になってしまいました。

雷句先生のブログを拝見しましたが、言いたいことは非常にわかります。
同じ作家として、行間に隠された憤りや悔しさを感じ取ることが出来ました。
ただ、私同様、あれがすべてじゃないはずです。
新條も、上で書いたことがすべてではありません。
もっといろんなことが書ききれないほどありました。
これは新條の勝手な憶測ですが、原稿を失くされても、
その賠償金が低くても、誠意ある態度を感じれば、
あんな風にことを大きくなさらなかったのではないでしょうか。
例えば、長年一緒に仕事してきて、誰よりも信頼している方が原稿をなくしたとします。
その方は、自分に出来る精一杯の誠意ある態度で謝罪したのですが、
小学館の規定で、補償額は低く・・・
そんな場合、提訴なさったでしょうか。
保証金の低さが、誠意の低さに現れていると感じ取られたからではないでしょうか。
新條も以前、なくされたことがあります。
やはり、補償として原稿料しかいただきませんでしたが、
編集者が菓子おりを持って謝りに来てくれました。
原稿は戻っては来ませんがカラーもモノクロも版下というものが必ず残っているので、
新たに出版する時に描き直すことまでしなくていいのです。
その時は、編集者の誠意を感じて、こちらが「そんなわざわざ・・・」と思ったものです。
一度信頼関係を失うと、何を言われても信じられなくなります。
編集者は作家とそりが合わなくても、毎月多額のお給料が入ってきますが
漫画家は言ってしまえば担当編集がすべてなのです。
モチベーションを下げられ、話をねじ曲げられ、精神的に追いつめられて
絵も話もボロボロになってしまったとしても
すべて漫画家の責任になってしまうのです。
それはすぐに生活にかかってきてしまいます。
もちろん、漫画家が気持ちよく仕事をするために、
なんでもハイハイと言うことを聞いていろという話ではありません。

例えば、新條を育ててくれた口の悪い編集者がいるのですが
新條が新人の頃その人に、ネームを床にばらまかれ、
「こんな漫画じゃ商売にならないんだよ!」
と足で踏みつぶされました。
「お前はウジ虫みたいな漫画家なんだから、
ウジ虫はウジ虫なりにない知恵しぼって漫画描け!」
とも言われました。
「お前はどう努力しても連載作家にはなれない」
と言われて、なんの才能もないけれど、努力だけは自信があった、
でもその努力すらダメなのかと絶望して、泣いたこともありました。
でも、誰よりも新條の漫画をかってくれて、時には編集長とケンカをし
時には出世払いしろとおいしいお店に連れて行ってくれたりもしました。
なので、そんな罵倒もダメ出しも当時はなにくそ!とがんばれたし
また、その言葉の一つ一つに作家への愛情を感じとることも出来ました。
それは強固な信頼につながりました。
今ではそれらのエピソードは笑い話のネタにもなっているくらいです。
それらはすべて信頼関係があってこそ。

これはわたしも経験したことですが、
まわりの漫画家からはとても評判が悪く、問題編集者として有名だった人は
長年一緒に快感フレーズを作ってきた、わたしにとってはとても信頼出来る担当でした。
また逆に、ヒットメーカーと呼ばれ、いろんな漫画家さんから担当してもらいたいと
思われている編集者がいましたが、わたしにとっては、「漫画家をやめたい」とまで
思わせるくらいの罵倒とトラウマになるような誹謗中傷を繰り返す酷い担当でした。
また、ひどい漫画家もいます。あえて例は出しませんが
多大な迷惑をかけたり、担当を精神的に追いつめてみたり・・・
つまり、編集者にも作家にもいろんな人間がいて、
いろんな考えがあって、合う、合わないというのがあるということです。
それは、編集者と漫画家の関係に限りません。
ただ、信頼関係を築かないうちに、頭ごなしに言うことを聞かせようとしても
それは無理です。
人間は言葉と言うコミュニケーションツールがあります。
そしてそれ以上に、もっと高度な言葉を超えたツールも持っているものです。
相手の表情を読んだり、ちょっとした言葉の抑揚で、気持ちの変化を察したり。
だから、同じ言葉を発しても、「自分のために怒ってくれてる」というのと
「見下されてる」という感情が生まれるわけです。
それらを駆使して、相手に合わせるということが出来るのです。
相手に合わせるという行為を省いてしまっては、
コミュニケーションもなにも、あったものじゃないです。
そのためにはまず、何回も会って、話すことです。
今はメールというものが使われるようになり、
相手の気持ちを推し量るのが困難になってきました。
もっと会って、話して、時には飲んで、どんな人で、どんな考え方かというのを
把握することから始めないといけないのではないかと思っています。
そして、お互いの気持ちに根底は必ず
「お仕事をもらってる」という感謝の気持ちと
「お仕事をしてくれている」という感謝の気持ちがないとダメなんです。

ブログを立ち上げて雷句先生を非難されている橋口先生も
雷句先生の陳述書だけを見て声を荒げずに
お二人で会ってお互いの考えを話してみることから初めてみてはいかがでしょう。
わたしは、橋口先生がおっしゃっていることも理解出来ます。
自分が信頼している担当を名指しで非難されたという文面だけ見てしまえば
お怒りになるのも当然でしょう。
しかし、担当編集が合う合わないは別にしても
原稿をなくすと言う行為自体は許されるべきことではありませんから。

そして最後に一言。
これは心底、驚いて、我が目を疑い、何度も金額を確かめたのですが
あれだけのすばらしい作品を生み出した雷句先生の原稿料が
ありえないくらい安いです!!!!!これ、どういうことですか?
新條の場合は、6年前から上がるのをストップしてもらっています。
そういう方、結構いらっしゃいます。
原稿料が高いと後々使いづらい作家になるからです。
ちなみにほっとくと1年に一回、1000円ずつ上がります。
そんな新條の原稿料よりも遥かに安いってどう考えてもおかしいです!
確か、あの雑誌には1ページ10万とかの作家さんがたくさんいらっしゃるはず。
でも、連載作家は正直、原稿料が高いか安いかなんて、さほど気にしません。
アシ代でなくなってしまうものなので。
が・・・雷句先生ほどの方が・・・・これはあんまりです。
むしろ、このポイントだけでも、怒って当然です。

今回の文章を書くことに正直ものすごく悩みました。
ですが、小学館を出た人間じゃないと言えないと思い、書いてみました。
今、連載を抱えている作家たちは、どんなに憤っていても
ひどい目にあっていたとしても、声に出すことは出来ません。
作家vs出版社の全面戦争を始めようと言うわけでは決してありません。
ただ、問題のある作家には「お仕事をもらっている」という意識を持ってもらいたいし、
問題のある編集者には「お仕事をしてもらっている」という意識を持ってほしいと思ったのです。
その上でのちょっときついアドバイスも暴言も「愛情と信頼」あってこそだと
思うことが出来ると思うのです。
その意識が、小学館という出版社には圧倒的に欠けている人間が
多いというだけのことなのです。
この一件で、今いる新人作家や、後輩作家たちが
少しでも気持ちよく、お仕事ができる状況になるよう、祈るばかりです。
現に、私に対して、誹謗中傷、暴言の数々を繰り返した編集者によって
精神的に追いつめられて、漫画が描けなくなり
声を上げることなく消えて行った、前途有望な新人をいくらでも見ています。
こんなことがあってはいけないのです。
もう、新條まゆという作家は第一線を退いているという認識があります。
だとしたら、衰退する漫画業界を背負って立つ若い方々に
100%の仕事ができるよう、力になることがあればしてあげたいと思っています。
もちろん新條まゆ自身もこれから先、自分のペースでやりたいお仕事を
楽しく続けて行くことに変わりありません。

また、これを見てしまったファンの皆様、
お見苦しい一面をさらしてしまい、大変申し訳ありません。
以後、このような発言は控え、また、楽しいブログ、おもしろい情報を
提供して行きたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

                    新條まゆ

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2008年06月07日

愛俺ドラマCD スタッフ編

はい、愛俺のドラマCDが発売されたということで、
順にアフレコレポートなどをUPしていこうと思いますが、
今日は、この奇跡のキャスティングを実現させたスタッフの皆様のお話です。

このドラマCDは、数々の凄腕スタッフのすばらしいお仕事で
実現できているわけですが、中でも、
キャスティングを左右する制作の方にすごい人がいて・・・
第1弾の時も、これだけの豪華キャスティングをそろえるのは
まず、無理だと言われていたんです。
今だから言えますが、某声優さんがスケジュール的に厳しくて
無理かも・・・と言われてたんですが、
その方が「なんとかします」と一言。
なんとその後、アフレコ前日になって、その声優さんのスケジュールが
空いたという・・・この凄腕制作さんじゃないとありえないミラクルがおきました。
もしもダメだったら、忙しい声優さんなので、別録りのスケジュールも難しく
最悪、キャストは組み直さなきゃいけなかったんです。
その後も第2弾、第3弾とこの制作の方に参加していただいて
これだけのキャスティング構成が実現できていると言うわけです。
そして第3弾のキャストが決まった時も
「ただでさえ豪華なのに、またさらにすごい方が2名、決まったんですが、
大丈夫でしょうか」というと、「なんとかします!」と。
そして、やはり、奇跡的にアフレコが行われたのです!!
いやもう、奇跡は起きるものじゃなく、起こすものだというのを目の当たりにしました。
次に宣伝担当スタッフ。この方もサラッとすごいことをやってのけます。
第2弾の時に、「テレビCMを打ちましょう!」といいはじめ
一同「ええええーーーーー!!」となったわけですが
ホントにやっちゃった。(笑)
しかも、「この枠とこの枠で流します。」っていうのがものすごくて・・・
みなさんもご覧になった方がいらっしゃると思いますが。
第1弾から、プロデューサーという形で参加していただいてるスタッフの方も
今や某ヒットアニメのプロデューサーに抜擢され出世されました。
やはり、とても仕事のできる方なのです。
そして音響監督様。この方が愛俺と言う作品をとても愛してくださっていて
「アニメ化したら絶対にわたしが音響監督をしたい!!」と
第1弾から言っていただいて、本当にうれしかったです。
第2弾で「愛を歌うより〜」の連載が終わると伝えた時に
誰よりも残念がってくださりました。
今回、「愛俺!」という形で、この作品が連載再開され、第3弾のアフレコの時も
「相変わらず、この作品はたのしいねぇ〜」と言っていただきました。
監督のこだわりが、このCDを面白くさせているのです。
なので、効果音や間の取り方、BGMなどもチェックしながら聴いてみてください。
そして、脚本の方、この方は、ラブセレブのドラマCDからお世話になっている方です。
もう、新條が惚れ込んで、愛俺の方もずっとお願いしています。
いつも、脚本を読みながら笑ってしまいます。
本当に面白い脚本を書かれる方です。笑いのセンスがハンパじゃない!
愛俺のドラマCDが「笑える!おもしろい!」と言っていただけてるのは
すべてこの方の脚本のおかげでです。
原作をそっくりそのままドラマCDにするのは、時間的にも無理なので
エピソードを削って別なところを足してみたりしなきゃいけないんですが、
そういった構成力が抜群。
ボーナストラックが毎回最高に面白いのですが、この方じゃないとここまで
面白くならなかったでしょう。
それと、アニプレックスのHPを作ってくれている方。
この方も愛俺の大ファンの方で、毎回、とっても愛を込めて作っていただいています。
このドラマCDはキャスティングもすごいですが
スタッフも本当にすごい方ばかりを集めていただいているのです。
本当に、本当に、ありがたいです。
そんなスタッフからとっても愛されている作品を作れてよかったと
しみじみ思う新條です。
第2弾の時に、第3弾は作れないと思っていただけに、本当にうれしい。
「愛を歌うより〜」がまだ1巻しか出ていないころに
このドラマCDの話をいただいて、いろんなスタッフを集めていただいて
そしてこの作品をスタッフみんなが愛してくれて、
あの頃、新條がどれだけ精神的に救われていたか知れません。
少コミ時代の連載が終わった時も、みんなが終わることを惜しんでくれました。
だからこそ、今があるし、こうして第3弾もまた同じスタッフで集まれたと言うわけです。
第3弾が終わった後、「第4弾も作りたいね。」と、次の話が出来ることも
本当にうれしかったです。
この作品は凄腕スタッフの愛の結晶でもあります。
ブックレット、HP、宣伝広告、効果音、脚本、キャスト構成、
皆さんも、いろんなところに注目していただいて
このCDを楽しんでもらえたらなと思います。

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2008年06月06日

まゆたんママぐるめ

かぼちゃの煮物こんにちは。Webスタッフ・ナオミです!
まゆたんチームは絶賛修羅場中です。画像は過去のストックからかぼちゃの煮物の和食ランチです。そして新刊コミックスのお知らせです☆
今月24日ごろ
集英社マーガレットコミックスより
『ミッドナイト・チルドレン』
第2巻(完結)が発売です!
まゆたんの意欲作完結!
是非是非チェックしてくださいね☆

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2008年06月05日

田舎の同級生

8月に長崎の地元で同窓会があります。
その幹事の友達が、たまに電話をかけて来て
決まったことを教えてくれるんですが、
先日は、幹事のみんなで集まって帰りに飲んでたみたいで
ちょっとほろ酔いで電話がかかって来て
その場にいた懐かしいメンバーに電話を変わってくれました。
なーんか、テーマというか、話すきっかけが「結婚」に
なっちゃうんですよねぇ。
「○○ちゃん、結婚したとって?」「うん!したとよ!けど大変かよ〜」
次、男子「○○!まだ結婚しとらんとやろ?」
「おお!まだよ!そしたらね、郵便局の○○さん(新條も知ってる郵便局の
お兄さん。もうおじさんかな。)がさ、お前結婚しとらんなら
新條とすればよかやろってさ!」
「なんで残りもん同士で結婚させようとするっちゃろかね!」
ってな感じです・・・
そんな切羽詰まっているように見えるのだろか・・・新條は。
田舎に帰ったら、みんな子供抱えてるんだろうな。
とにかく、みんな本当に仲が良かったから、会うのが楽しみです。

そういえば、漫画家さんの結婚式ってあまり出たことないですが、
一度出た時に、担当編集さんが挨拶の時に仕込んでいて
「○○先生は普段このような男性ばかり描いていまして(漫画がスクリーンに大写し)
先日、その男キャラがこんな台詞を言ってました。(さらに大写し)
やはり、先生はこんな男性を結婚相手として求めていたんだなと(以下略)」
隣にいた漫画家さんと我がことのように震え上がったものです。
自分の結婚式で快フレの咲也が紹介されたら、裸足のままで逃げ出しますよ。
まあ、新條はハウステンボスのパレスハウステンボスで
身内だけの結婚式がやりたいので、咲也ネタとは無縁かな。(笑)

cpiblog00709 at 19:24|Permalinkこの記事をクリップ!メッセージfromまゆたん 

2008年06月04日

『愛俺!』ドラマCD本日発売!!

愛俺ドラマCD第3弾

こんにちは! Webスタッフ・ナオミです!

本日、ドラマCD第3弾
『愛俺!〜男子校の姫と女子校の王子〜男子寮潜入編〜』
発売です!!


[CAST]
白石秋羅:保志総一朗
桜坂水樹:斎賀みつき
二階堂蘭:石田彰
鬼流院留依:櫻井孝宏
沖田愛:甲斐田ゆき
木寺桃子:永田亮子
湯浅恵:平田宏美

万尾小次郎:森川智之
揚羽撫子:皆川純子

[初回仕様特典]
秋羅たんブロマイド(黒秋羅ver.)
スーパーピクチャーレーベル

■発売:アニプレックス
■販売:ソニー・ミュージックディストリビューション
■価格:¥3,150(税込)
■アニプレックス「愛俺!」特設サイト
http://www.aniplex.co.jp/aiore/

とにかく、笑いどころ、萌えどころ満載のドラマCDです(>_<)!!
感想は是非BBSに書き込みしてくださいね! お待ちしてます!

cpiblog00709 at 14:42|Permalinkこの記事をクリップ!WEBスタッフ日記 

2008年06月03日

手術しました。

キラたん

うちの可愛い息子、キラが先日手術をしました。
病気ではないんですが、去勢をした際に、その・・・
二つあるはずの玉ちゃんが一つしかなくてですね・・・・・(爆)
ああ、それで臆病者なのか・・・とも思ったんですが、
「半年たって玉ちゃんが降りてこなければ、再手術。」
ということになったんです。
体の中に使わない玉ちゃんが残っていると確実にガンになるらしく。
で、やっぱり降りてこなかったので手術となりました。
傷口をなめないようにエリザベスカラーをされてるんですが・・・
これ、猫でも犬でもかわいいですよね!!
でも、見てると不便でかわいそうです・・・
後何日で取れるからね〜と話しかけています。
明日やっと抜糸で、エリザベスカラーも取れます。
思いっきり遊んでやって、お散歩にもたくさん連れて行きたい。
6月は通っているようちえんの遠足もあります。
大好きなお友達ともまた会えます。
早く元気に走り回ってる姿が見たいです。

cpiblog00709 at 17:30|Permalinkこの記事をクリップ!メッセージfromまゆたん 

2008年06月02日

ママグルメ

そういえば、先日紹介したママグルメ、グリンピースご飯でしたね・・・
ちなみに、新條が嫌いな食べ物、グリンピースです・・・
なので、先日のママグルメは新條、食べません。
嫌いだって言ってるのに、作るんですよね。
で、「ママが作ったのはおいしいから!」っていうんですよ。
誰が作っても、嫌いなものは嫌いなんです。
でも、食べろ食べろとしつこいので、食べてみました。
・・・・・・死ぬかと思った!!!
もう2度と食べない・・・
好き嫌いはほとんどないし、苦手な食材もほとんどないですが
これだけは食べられない。
もう、長年一緒に住んでる親子なんだから、
毎回グリンピースご飯を作るたびに、食べさせようとするのは
いい加減やめてほしいです。
でも、グリンピースのお菓子は大丈夫。(笑)
「こんなおいしいもの、なんで食べられないの?」と
半ばキレ気味に言われたので(これもいつものこと)
「なんかこう、豆豆しいのがイヤ!!豆!!って主張し過ぎ!!」
といつも言うんですが、キョトンとしてます。
新條もうまく言えません。とにかく嫌いなんですから。
でも、とんねるずの「食わず嫌い」に出たら
勝てる自信はある。(笑)
嫌いだけど、顔には出ない・・・・と思う。

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