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2008-06-12 12:22:10 stanford2008の投稿

桜井淳所長が著者からいただいた泊次郎著『プレートテクトロニクスの拒絶と受容』について

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、北海道から水戸に戻った11日夕刻に、友人の泊次郎氏から郵送されてきた彼の著書『プレートテクトロニクスの拒絶と受容-戦後日本の地球科学史-』(東大出版会, 2008)を手にしました(定価3800円)。泊氏は、東大理学部地球物理学科卒後、朝日新聞社に入社し、定年直前に退職し、東大大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系(科学史・科学哲学)博士課程社会人コースに入学し、5年間で学位を取得したそうです。桜井所長は、駒場キャンパスの近くの喫茶店で、彼の研究内容と最近の状況を聞いたことがあるそうです。その著書は博士論文です。桜井所長は、すぐに泊氏にお礼のメールを送りましたが、慎重になり、1ヵ月かけて熟読・吟味してから、感想を述べたいと言っていました。桜井所長は、博士論文の出版は、まことに慶賀すべきことであり、大変良い刺激になったと言っていました。

2008-06-12 10:28:32 stanford2008の投稿

桜井淳所長の宗谷の旅の感想-稚内地区の電力需給は風力発電でほぼ成立-

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、これまで、純粋に私的な旅の経験がなく、いずれも、仕事がらみの旅だったそうです。桜井所長は、ここ30年間、国内外への約500回の移動とも、主に、学会口頭発表・国際会議論文発表・講演・調査・テレビ局への協力等で、ついでに、わずかな時間でしたが、観光気分を味わっただけと言っています。今回の宗谷への旅もウインドファームの見学・聞き取り調査が目的でした。桜井所長は、北海道へは、学会口頭発表のために、2回、札幌にある北大を訪れただけで、日本最北端の地を訪れることに、大変、期待していました。


桜井所長は、6月10日11:30頃、雨の稚内空港に到着し、そのまま、タクシーで宗谷岬ウインドファームに向かいました。空港から見える遠方の山の上に10基くらいの風力発電タワーが確認できたそうです(宗谷岬ウインドファーム57基の他、稚内郊外の山の上に約10基、JR稚内駅のわきの山の上に1基、北方記念館開基百年記念等の近くに1基の計約70基)。途中、見学のために、日本最北端の地の碑やその近くの旧海軍望楼で下車しましたが、オホーツク海からの強い風のため、立っているのがやっとだったそうです。だからこそ風力発電に適地だと納得したそうです。空港からそう離れていない稚内市郊外に、日本最大規模の太陽光発電実証施設があったそうです(電気出力5000kW=5MW=0.5万kWで100万kW原発の約200分の1)。風力発電施設と太陽光発電施設で発電した発電量は、稚内地区の電力需要量の約70%も賄っており、日本でも、ソフトエネルギー施設運営・利用試験が最も進んでいるそうです。


桜井所長は、当日、全日空ホテルに宿泊し、翌日の午前中、稚内市内観光を楽しみ、稚内空港12:15発の羽田行きに乗りました。12日は、快晴に恵まれ、暑すぎるほどだったそうです(寒いと思い、上下とも一枚余分に着込んで行きましたが、不要でした)。11日の昼食は、最北端の碑の近くのラーメン屋で、ホタテ塩ラーメンとホタテの刺身、夕食は、稚内市内のお寿司屋で、毛がに・てんぷらセット・お刺身盛り合わせ・お寿司で、特に、いまが旬のあまいウニ、それからホタテのお刺身がおいしかったと言っていました。桜井所長は、久しぶりにリラックスでき、良い、気分転換が出来たそうです。"水戸"へのお土産は利尻昆布でした。

2008-06-11 20:33:44 stanford2008の投稿

桜井淳所長が本社技術部長と所長に実施した宗谷岬ウインドファームについての聞き取り調査の内容

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以下の内容は"水戸"からの情報です。以下は、桜井淳所長が、株式会社ユーラスエナジーホールディング本社の技術部長と宗谷岬ウインドファームの所長に実施した宗谷岬ウインドファームについての聞き取り調査の内容です。


Q1メーカーはどこか。

A1三菱重工業です。

Q2型式は何か。

A2水平軸プローペラ式可変翼型(MWT-1000A)です。

Q3設計寿命は何年か。

A3 2年です。

Q3'建設費は。

A3' 1基当たり約2億円です。

Q3''タワーハブ(ブレードの回転中心)の地上からの高さは何mか。

A3'' 68mです。

Q4翼の直径は何mか。

A4 61.4mです。

Q4'ブレードの枚数はなぜ3枚か。

A4' 2枚の場合には騒音が大きく、全体の総量等を総合的に考慮して、3枚にしてあります。

Q5総重量は何tか。

A5タワーが106.6t(タワーは、3分割し、現場でフランジ・ボルト締めによって組み立てている), ナセル(発電機)が43.5t, フレード(羽根)が29.7tです。

Q6電気出力は何kWか。

A6 1000kWです。

Q7周波数は何サイクルか。

A7 50サイクルです。

Q8発電開始風速は何mか。

A8 2.5mです。

Q9定格風速は何mか。

A9 12.5mです(年間平均7m)。

Q10発電停止風速は何mか。

A10 25mです。

Q11出力・風向制御方式は何か。

A11可変ピッチ・ヨー制御です(ナセルの頂上に風向・風速計が設置されており、ブレードは、常に、最適な方向に、ブレードも最適な角度に、自動制御されます)。

Q12基礎工事はどうしているのか。

A12深さ4mのうち、下部2mは直径15m, 上2mはタワー最下部直径の4mの鉄筋コンクリートで、タワー最下部フランジと太いボルト数十本で締結しています。

A13耐震設計は何gal.か。

A13平成19年6月から、厳しくなり、震度6強ないし震度7になり、高層ビル並みの500gal.くらいです。

Q14ブレードの設計基準は何か。

A14国際電気標準会議規格(IEC61400-1)です。

Q15ブレード停止の技術基準は何か。

A15特にありません。

Q16風力発電施設の各部の材質は何か。

A16ブレードは炭素繊維プラスチック、ナセルカバーは炭素繊維プラスチックかアルミニウムかステンレス鋼か鉄鋼等、タワーは鉄鋼、基礎は鉄筋コンクリートです。

Q17設備利用率は何%か。

A17年間平均30%台です。

Q18定期点検の項目と頻度はどのくらいか。

A18目視点検は年4回(各部を外観で確認、発錆等の点検、雨水浸入の有無、各部照明器具の点検)、給油点検は年2回、機械点検は年1回、電気点検年1回です。

Q19電力会社の送電線への接続はどうしているのか。

A19 発電施設からの22kVを中央変電所で100kVにして地下電力ケーブル(約30km)によって北海道電力の変電所に接続してある。

Q20バードストライクは発生しているか。

A20タワー周辺に落下しているものについては注意しています。落下の原因が、ブレードとの衝突によるものか、偶発的な病死なのか、良く調査している。


桜井淳所長に拠れば、風力発電施設の考察項目は、発電機電気出力規模・ブレードの空気摩擦による騒音・バードストライク・設備利用率の低さ・電力会社の送電線への連結・送電線への電圧と周波数変動・電力会社への売電価格(価格固定制)・経済性・国のエネルギー政策等だそうです。桜井所長は、20年間の現実的発電総量・売電価格・技術管理費・人件費・諸経費を考慮し、それらのプラス・マイナスから建設を差し引くと、コンパラになり、国からの多額な援助金がなければ、事業として成立しないと推定しています。桜井所長は、すべての発電技術の利点・欠点を考察し、発電技術の将来を積極的に考察(原著論文の作成)して行きたいと言っていました。


良い教科書

1)飯田哲也『北欧のエネルギーデモクラシー』(新評論、2000)

2)飯田哲也編『自然エネルギー市場』(築地書房、2005)

2008-06-11 18:54:05 stanford2008の投稿

桜井淳所長が語った宗谷岬ウインドファーム見学の感想

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長に拠れば、宗谷岬ウインドファームは、稚内空港からタクシーで約1時間の所にある周氷河地形のなだらかな宗谷丘陵の高台にあるそうです。タワーの高さが68mもある1基電気出力1MWの風力発電施設が、57基も有り、壮大な光景だったそうです。羽根の回転によって生じる低周波の騒音は、むしろ風の音の方が大きく、まったく気にならなかったそうです。タワー内に入ると、点検作業用のはしごが有り、点検担当者は、頂上の発電機の所まで上ることができますが、はしごが急勾配で危険なため、見学者は、上がることを許可されないそうです。1階には、小規模な変電施設(発電電圧690Vを変圧器で3倍の22kVに変電)と電力開閉施設(点検時に中央変電所と遮断するため)があり、独特の電気音が響いていたそうです。タワー内には、羽根の低速回転を約100倍に変速して毎分1500回転の3相同期発電機で発電するための"増速器"があり、そのギヤーが噛み合うようなメカニカルな大きな異音が響いており、やや、気になったそうです。ウインドファーム管理棟内のパソコンには、風力発電施設の個々の電気出力が、表示されており、3基だけ定期点検中でしたが、残りの54基は、定格どおりの運転状況を示していたそうです。海からの風は、非常に強く、風力発電には、最適だと感じたそうです。 桜井所長は大変良い印象を受けたと言っていました。
2008-06-11 18:00:32 stanford2008の投稿

桜井淳所長は宗谷岬ウインドファーム(風力発電施設57基)の見学と聞き取り調査を実施済み

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以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、6月10日15:00-16:30、北海道宗谷岬にある株式会社ユーラスエナジーホールディング(株主構成は、東京電力60%、トーメン40%)が所有・運転管理している57基(電気出力57000kW=57MW=5.7万kW、標準的110万kW原子力発電所の19分の1)の風力発電施設からなるウインドファームの見学、それに、本社技術部長とウインドファーム所長に対し、技術の現状についての聞き取り調査を実施しました。桜井所長は、これまで、山形県庄内地方や青森県六ヶ所村、それに、カリフォルニア州モハベ砂漠のウインドファームの遠景を見学した経験は、ありますが、風力発電タワー内に入り、また、関係者への詳細な聞き取り調査を実施したのは、今回が初めてです。聞き取り調査の内容は、いずれ、整理して、公表する予定です。


なお、株式会社ユーラスエナジーホールディングが所有・運転管理している世界のウインドファームは、次のとおりです。宗谷岬ウインドファーム、国内最大規模で、世界的にも有数の風力発電所です。


(1)国内

(a)苫前グリーンヒルウインドパーク 北海道 20MW

(b)宗谷岬ウインドファーム 北海道 57MW

(c)釜石広域ウインドファーム 岩手県 42.9MW

(d)岩屋ウインドファーム 青森県 32.5MW

(e)輝北ウインドファーム 鹿児島県 20.8MW


(2)海外

(a)英国 30.9MW

(b)スペイン 147.6MW

(c)イタリア 169.2MW

(d)米国カリフォルニア州 84.75MW

(e)米国オレゴン州 41MW

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