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社会

C型肝炎陽性24・8% 函館の人口千人地区 注射器換えず使用か(06/12 07:23)

 【函館】肝臓がん患者の多い地域で疫学調査に取り組んでいる「C型肝炎問題を考える会」(札幌)が、函館市内の人口約千人の地区の調査で、採血調査に応じた百十三人のうち二十八人(24・8%)がC型肝炎ウイルスの陽性者であることが、十一日までに分かった。

 同会は札幌の医療関係者や大学教授らで構成。調査は二〇〇六−〇七年の空知南部に続き二カ所目で、今年五月に八日間、採血や超音波検査などを行った。

 採血した二十−七十代の百十三人のうち、C型肝炎ウイルスの抗体検査では、二十八人が感染者である陽性だった。既に完治した人も含まれている。

 B型肝炎ウイルスの抗原検査では、一人が感染の疑いが強い陽性を示した。

 旧厚生省は一九四八年に注射の針を接種ごとに、五三年に注射の筒をワクチン充填(じゅうてん)ごとに消毒するよう通達。現在は針、筒ともに一回使用ごとに取り換えなければいけない。

 今回の調査では「(七〇年代に地元医療機関では)注射器を取り換えず使っていた」との住民証言もあるなど、通達が守られていなかった可能性が浮上した。

 厚生労働省が九五−二〇〇〇年に初めて献血した全国三百四十九万人を対象にした調査で、C型肝炎の陽性率は約1%。今回の高率が目立つ。

 同会代表代行の美馬聡昭札幌緑愛病院副院長は「C型肝炎は血液を通して感染する。今回は輸血などの経験者はあまりおらず、注射が原因の可能性が高い。医師も問題を放置した医療行政にも責任がある」と指摘している。

 
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