SNS型の自作イラスト投稿サイト「Pixiv」では、タグで検索することで多数の画像が見つかるが、ページを辿りながら全ての画像を見ていくのは大変。ネトランが用意した特製ツールでダウンロードしてから、愛用のビューアでじっくり観賞しよう。
Pixivは、自作画像を投稿してコメントを付け合ったりするSNS形式の画像サイトだ。人気絵師も数多く参加しており、毎日沢山の良画像が投稿されている。画像の閲覧にはユーザー登録が必要だが、誰でもすぐに登録でき、投稿を行わない閲覧のみの参加もOKだ。
画像に付けられたタグを元にした検索機能を使えば、望みの種類のイラストがザクザク見つかる。だが、画像を見るためにはリンクをクリックして読み込みを待たなくてはならず、何百件もの検索結果を残らず見ていくのは大変だ。
そこで、ネトランが特製のダウンロードツール「PicAutoDL.hta」を用意した。キーワードを入力するだけで、検索で見つかった画像を根こそぎダウンロードしてくれる優れ物だ。パソコン上に保存してしまえば、使い慣れた画像ビューアでじっくり閲覧していこう。普通に閲覧していては見逃してしまう良画像にも、このツールを使えば巡り会えるはずだ。
また、保存した画像の保存元である画像情報ページを開くツールも同梱した。お気に入りの画像を見つけたら、コメントを書き込んだり、同じ作者の他の画像をチェックしたりしに行ってみよう。
なお、PicAutoDL.htaは、Pixivだけでなく、「TINAMI」という画像投稿SNSにも対応している。登録情報を入力すれば、ほとんど同じ手順で検索・ダウンロードが行えるぞ。
PicAutoDL.htaをダウンロードして起動したら、PixivやTINAMIのログイン情報を入力し、検索モードとキーワードを指定して検索を実行しよう。なお、「Pixivキーワード」モードは付けられたタグからのAND検索だが、検索語句との部分一致でタグを検索しているため、短い語句だと余計な画像がヒットしてしまう。「Pixivタグ」はAND検索は出来ないが、完全一致でタグを検索するのでノイズが少ないぞ。
検索を実行すると、このような画面が表示され、新着画像のダウンロードが実行される。
PicAutoDL.htaをおいたフォルダ内の「pictures」フォルダ以下に、検索モードとキーワードでサブフォルダが作られ、画像IDとタイトルをファイル名にして画像が保存される。好きなビューアで観賞しよう。
気に入った画像があったら、同梱の「OpenOriginalPage.js」にドラッグアンドドロップして開いてみよう。「送る」やビューアの外部プログラム呼び出し機能などから呼び出してもいいぞ。
ログインしていれば、このように画像の詳細ページが表示される。
なお、TINAMIには複数ページにわたるマンガも投稿出来るようになっている。マンガとして投稿されている画像は、作品ごとのサブフォルダが作られ、ページ番号をファイル名として保存されるぞ。
2008年06月12日 04:13