「解放新聞」(2008.06.09-2373)
2日間にわたり大量の差別落書
この差別落書事件は、7日午前11時ごろに市民から区役所に通報があり、関係者が公園内を見て回ったところ、21か所で差別落書が確認され、翌日の5月8日にも3か所で差別落書が確認されたもの。
同公園は、大阪プールや大阪市立体育館のある場所で、広大な敷地のなかの街灯や看板、階段の手すり、近隣の地下鉄「朝潮橋」駅などに、「エッタ」「四ツ」などの賤称語が21か所にわたって殴り書きされていた。翌日も、公園内や周辺の自動販売機、港区夕凪の三津神社の3か所で発見された。
差別落書は、「エタ」「エッタ」「四ツ」などのほか、公園事務局の電話番号の「3」を「4」に書き換えたものなどもあった。
通報した市民によると落書は、同7日の午前8時前に発見、連休谷間の5月2日に公園を歩いたときにはなかったという。同公園では、昨年11月にも民族差別落書が発見された。
確認に同行した浪速支部の米田弘毅・書記長は、「当事者として本当に腹立たしい。何としても行為者を見つけてほしい」と話した。
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