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【社会】

犯行「止めてほしかった」 家族や生い立ちに不満も

2008年6月12日 00時17分

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、殺人未遂の現行犯で逮捕された加藤智大容疑者(25)が、警視庁万世橋署捜査本部の調べに対し、犯行を「誰かに止めてほしかった」と供述していることが11日、分かった。

 「申し訳なかった」と反省の言葉も述べ始めたという。加藤容疑者は、携帯電話のサイトに犯行を予告する書き込みをしており、捜査本部はこの書き込みと供述の関係についても追及する。

 また、「両親とはうまくいっていない」という趣旨の供述をし、生い立ちや家族への不満を訴えていることも判明。

 加藤容疑者は、勤務先のリストラ計画など職場の処遇にも反発していたが、捜査本部は、同容疑者の家庭環境も動機につながった可能性があるとみて、両親から事情を聴くなど詳しい成育歴も調べている。

 青森市出身の加藤容疑者は、両親と弟の4人家族。2001年に青森市内の進学校を卒業後、岐阜県の短大に進学した。派遣社員などとして複数の会社を転々とした。

(共同)
 

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