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北京五輪で中国を訪れる人は電子スパイに注意

2008.6.11 23:56

 【ワシントン=USA TODAY(ピーター・アイスラー)】北京五輪まであと2カ月。これから、多くの人が中国を訪れるだろう。その際、政府高官やビジネスマンは特に、電子スパイに用心した方がよさそうだ。

 米連邦議会の諮問機関、米中経済安全保障検討委員会のラリー・ウォーツェル委員長は「中国ではパソコンやPDA(携帯情報端末)などに不正侵入され、情報が盗まれる可能性が高い。中国政府はプロバイダーを支配しており、情報をモニターしたり、バグを植え付けることもできる」と指摘している。

 この件に関して中国大使館に問い合わせをしているが、返事はまだない。ただ、先月、中国外務省の秦剛報道官は、米国に対する中国軍のスパイ行為について「根も葉もないこと」と否定している。

 米国政府は今のところ、中国における電子スパイの危険性について言及していない。元連邦捜査局(FBI)捜査官のマイク・ロジャー下院議員(共和、ミシガン)は「重要な貿易相手国である中国を怒らせたくないのだろう。しかし、中国人がこのチャンスを見逃すはずがない」と注意を呼びかけている。

 自己防衛策としては、中国に持っていくパソコンなどに入っている重要なデータは消去するか、新しいものを持参する。そして、中国から帰ったときは、米国のネットワークに接続する前に、ウイルスやバグの有無をチェックする必要があるだろう。

(原題)Olympic visitors at risk of bugging

(北京五輪に行く人は電子スパイに注意)

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