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2008-06-11 20:33:44 stanford2008の投稿

桜井淳所長が本社技術部長と所長に実施した宗谷岬ウインドファームについての聞き取り調査の内容

テーマ:ブログ

以下の内容は"水戸"からの情報です。以下は、桜井淳所長が、株式会社ユーラスエナジーホールディング本社の技術部長と宗谷岬ウインドファームの所長に実施した宗谷岬ウインドファームについての聞き取り調査の内容です。


Q1メーカーはどこか。

A1三菱重工業です。

Q2型式は何か。

A2水平軸プローペラ式可変翼型(MWT-1000A)です。

Q3タワーハブの高さは何mか。

A3 68mです。

Q4翼の直径は何mか。

A4 61.4mです。

Q5総重量は何tか。

A5タワーが106.6t(タワーは、3分割し、現場でフランジ・ボルト締めによって組み立てている), ナセル(発電機)が43.5t, ローター(羽根)が29.7tです。

Q6電気出力は何kWか。

A6 1000kWです。

Q7周波数は何サイクルか。

A7 50サイクルです。

Q8発電開始風速は何mか。

A8 2.5mです。

Q9定格風速は何mか。

A9 12.5mです。

Q10発電停止風速は何mか。

A10 25mです。

Q11出力・風向制御方式は何か。

A11可変ピッチ・ヨー制御です。

Q12基礎工事はどうしているのか。

A12深さ4mのうち、下部2mは直径15m, 上2mはタワー最下部直径の4mの鉄筋コンクリートで、タワー最下部フランジと太いボルト数十本で締結しています。

A13耐震設計は何gal.か。

A13平成19年6月から、厳しくなり、震度6強ないし震度7になり、高層ビル並みの500gal.くらいです。

Q14ブレードの設計基準は何か。

A14国際電気標準会議規格(IEC61400-1)です。

Q15ブレード停止の技術基準は何か。

A15特にありません。

Q16風力発電施設の各部の材質は何か。

A16ブレードは炭素繊維プラスチック、ナセルカバーは炭素繊維プラスチックかアルミニウムかステンレス鋼か鉄鋼等、タワーは鉄鋼、基礎は鉄筋コンクリートです。

Q17設備利用率は何%か。

A17年間平均30%台です。

Q18定期点検の項目と頻度はどのくらいか。

A18目視点検は年4回(各部を外観で確認、発錆等の点検、雨水浸入の有無、各部照明器具の点検)、給油点検は年2回、機械点検は年1回、電気点検年1回です。

Q19電力会社の送電線への接続はどうしているのか。

A19 発電施設からの22kVを中央変電所で100kVにして地下電力ケーブル(約20km)によって北海道電力の変電所に接続してある。


桜井淳所長に拠れば、風力発電施設の考察項目は、発電機電気出力規模・ブレードの空気摩擦による騒音・バードストライク・設備利用率の低さ・電力会社の送電線への連結・電力会社への売電価格・経済性・国のエネルギー政策等だそうです。桜井所長は、すべての発電技術の利点・欠点を考察し、発電技術の将来を積極的に考察して行きたいと言っていました。



2008-06-11 18:54:05 stanford2008の投稿

桜井淳所長が語った宗谷岬ウインドファーム見学の感想

テーマ:ブログ
以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長に拠れば、宗谷岬ウインドファームは、稚内空港からタクシーで約1時間の所にある周氷河地形のなだらかな宗谷丘陵の高台にあるそうです。タワーの高さが68mもある1基電気出力1MWの風力発電施設が、57基も有り、壮大な光景だったそうです。羽根の回転によって生じる低周波の騒音は、むしろ風の音の方が大きく、まったく気にならなかったそうです。タワー内に入ると、点検作業用のはしごが有り、点検担当者は、頂上の発電機の所まで上ることができますが、はしごが急勾配で危険なため、見学者は、上がることを許可されないそうです。1階には、小規模な変電施設(発電電圧690Vを変圧器で3倍の22kVに変電)と電力開閉施設(点検時に中央変電所と遮断するため)があり、独特の電気音が響いていたそうです。タワー内には、羽根の低速回転を約100倍に変速して毎分1500回転の3相同期発電機で発電するための"増速器"があり、そのギヤーが噛み合うようなメカニカルな大きな異音が響いており、やや、気になったそうです。ウインドファーム管理棟内のパソコンには、風力発電施設の個々の電気出力が、表示されており、3基だけ定期点検中でしたが、残りの54基は、定格どおりの運転状況を示していたそうです。海からの風は、非常に強く、風力発電には、最適だと感じたそうです。 桜井所長は大変良い印象を受けたと言っていました。
2008-06-11 18:00:32 stanford2008の投稿

桜井淳所長は宗谷岬ウインドファーム(風力発電施設57基)の見学と聞き取り調査を実施済み

テーマ:ブログ

以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、6月10日15:00-16:30、北海道宗谷岬にある株式会社ユーラスエナジーホールディング(株主構成は、東京電力60%、トーメン40%)が所有・運転管理している57基(電気出力57000kW=57MW=5.7万kW、標準的110万kW原子力発電所の19分の1)の風力発電施設からなるウインドファームの見学、それに、本社技術部長とウインドファーム所長に対し、技術の現状についての聞き取り調査を実施しました。桜井所長は、これまで、山形県庄内地方や青森県六ヶ所村、それに、カリフォルニア州モハベ砂漠のウインドファームの遠景を見学した経験は、ありますが、風力発電タワー内に入り、また、関係者への詳細な聞き取り調査を実施したのは、今回が初めてです。聞き取り調査の内容は、いずれ、整理して、公表する予定です。


なお、株式会社ユーラスエナジーホールディングが所有・運転管理している世界のウインドファームは、次のとおりです。宗谷岬ウインドファーム、国内最大規模で、世界的にも有数の風力発電所です。


(1)国内

(a)苫前グリーンヒルウインドパーク 北海道 20MW

(b)宗谷岬ウインドファーム 北海道 57MW

(c)釜石広域ウインドファーム 岩手県 42.9MW

(d)岩屋ウインドファーム 青森県 32.5MW

(e)輝北ウインドファーム 鹿児島県 20.8MW


(2)海外

(a)英国 30.9MW

(b)スペイン 147.6MW

(c)イタリア 169.2MW

(d)米国カリフォルニア州 84.75MW

(e)米国オレゴン州 41MW

2008-06-09 12:52:40 stanford2008の投稿

桜井淳所長が"高層ビル耐震設計法"について実施した鹿島建設本社執行役員への聞き取り調査の内容

テーマ:ブログ

以下の内容は"水戸"からの情報です。桜井淳所長は、6月4日16:00-17:30、鹿島建設本社別館会議室で、"高層ビル耐震設計法"について、執行役員への聞き取り調査を実施しました。以下、主要な内容です。


Q1原子力発電所の耐震設計のように国の基準はあるか。

A1ない。事業者の判断で行っている。

Q2関東大震災の地震加速度の約2倍(約1000ガル)と認識しているが。

A2一般的には、震度6強の約500ガルで、場合によって、600ガルもあれば700ガルもある。

Q3活断層から地震加速度を評価しているのか。

A3明らかに活断層がある場合には、評価しているが、そうでない場合には、評価していない。考慮しているのは直下型地震とプレート海洋型地震である。

Q4地震によって骨組み構造材が損傷することは考慮しているか。

A4考慮しているが、それ以上は、考慮していない。

Q5原子力発電所では、原則として(S2を超える場合には塑性変形領域)、塑性変形を認めていないが。

A5降伏応力の4倍以下ならそのまま使い続けている。

Q6降伏応力を超えれば、弾性変形領域から塑性変形領域になり、降伏応力の4倍というのは、非常に大きく、原子力発電所では考えられない。

A6そうですか。

Q7海外に比べ、日本の耐震設計は、厳しいか。

A7地震国のため、特に、厳しい。

Q8建設地の地質の条件は何か。

A8N値50以上の東京礫層に建てている。そうでない軟弱な場合、杭を打ち込み(直径約2メートルのコンクリート柱か直径約1メートルの鋼管)、N値50以上の地層に届くようにしている。西新宿の高層ビルは、たとえば、55階の三井ビルでも、杭は使われていない。東京駅周辺や新橋駅周辺も杭は使われていない。東京の地質は高層ビルの建設に都合が良い。

Q9骨組み構造材は、ボルト締めか、溶接か。

A9効率的で、振動減衰特性が良いため、溶接にしている。ボルトにすると長いものが多くなり過ぎる。

Q10耐震設計は、コンピュータシミュレーションによるが、風圧(台風・強風・突風)のコンピュータシミュレーションもしているか。

A10している。他の高層ビルによる風の流れの影響も考慮している。特に、幅の狭い高層ビルの設計の場合には、実験とコンピュータシミュレーションを行っている。

Q11四国大橋の設計では最大風速(秒速)80メートルを想定しているが、高層ビルの設計ではどうか。

A11500年に1回の頻度で発生する平均風速45メートル(高さ10メートル位置)、瞬間風速70メートル(平均風速の1.5倍)まで考慮している。ビル内にいると揺れが分かる。強い季節風でも揺れる。

Q12建設費は。

A12約100万円/坪(すべての階の坪数を考える)。

Q13建築用鋼材は普通鋼材か。

A13建築専用鋼材で、溶接性が良く、降伏比(降伏後も強く、粘り強い)の良い物である。

Q14受注は競争入札か特名か。

A14実際には両方ある。

Q15技術的に何階まで建設可能か。

A15技術で制限されるのでなく、法的制限(羽田空港との関係での高さ制限)・経済性・風圧で決まる。

Q16今、都内で、多くの高層ビルが建設中だが、好景気か。

A16今は厳しい受注期にある。仕事は、多くあるが、利益が出ない、資材が高い、競争が厳しい。

Q17大手五社の技術力は。

A17同レベルと認識している。ただ、制振技術(ダンパー等による振動減衰)は、鹿島が高い。

Q18高層ビル解体で出る鋼材の再利用はするのか。

A18溶解して、規格に合うように、成分調整して、再利用する。


以上が機密事項を除外した主要な聞き取り調査の内容です。桜井所長は、原子力発電所と高層ビルの耐震設計の考え方の相違に着目し、技術評価の論文をまとめる予定です。聞き取り調査は、聞き取り内容の解釈・考察が重要になります。桜井所長は、高層ビルでは、地震による影響により、降伏応力の4倍以内の塑性変形での継続使用が許容されるというのは、意外な真実だと言っていました。

2008-06-08 19:32:42 stanford2008の投稿

桜井淳所長はカリフォルニア州の代表的な大農場を繰り返し見学

テーマ:ブログ
桜井淳所長は、サンフランシスコに事務所を構えた2000年秋以降、カリフォルニア州にある代表的な大農場の見学を繰り返しています。そこでの農産物の多くは日本にも輸出されています。日本と米国の農場の考え方の相違をいやというほど味わったそうです。
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