MSXビジネスの闇。
テーマ:ブログ以前「MSXの話題は鬼門」と書いた。
MSXに詳しくない人間にとっては調べようの無いカルトな世界なのだ。
では噂やゴシップを集めてネタに出来ないものかと不確定情報を集めると、そのゴシップの規模は際限無く巨大になってしまう。例えて言うなら2ちゃんねるの裏側にまつわるゴシップのようなもので、たかがMSXという大昔のパソコンのゴシップを調べた程度でそのような規模になるのは、さすがに僕でも書くのが憚られる。
しかし現在ではネット上では2ちゃんねるに何も問題が無いかのように思われているように、ネットから(噂やゴシップでも)情報が存在しないという事は、噂やゴシップが存在しない事と同義になる。
なので以下、MSXにまつわるゴシップを書き連ねる事にする。
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海外で「MSX25周年イベント」が行われるそうです。
http://www.tni.nl/products/anniversary/
海外の同人イベントのようなものだと思うのですが、スポンサーに「MSX Association」と記載されています。
「MSXアソシエーション」は2000年11月頃に作られた任意団体で、MSXの商標などの権利を管理していたものと思われる。
2002/12に書かれた「ごあいさつ」ページにはこのように書かれている。
スタッフはボランティアで、会員組織は不明のまま、2007/10頃には自然消滅しています。
http://d.hatena.ne.jp/tech2memo/20071004/1191439240
「MSXアソシエーション」の表記は消え、代わりに「MSXライセンシングコーポレーション」が設立されました。Wiiバーチャルコンソールを含め、MSXアソシエーションとクレジットされていた個所にはMSXライセンシングコーポレーションが記載されています。
…じゃあ、何故「MSX25周年イベント」のスポンサーに「MSXアソシエーション」とクレジットされているのか?
MSXアソシエーションのHPのトップページには、このイベントに関する事も書かれていますが(08/06/06更新)、既にMSXライセンシングコーポレーションに委譲した「MSXロゴの使用条件」のページは更新されておらず、その他の情報も更新されておらず、最終更新日時も「Updated: 2006.11.15」と書かれている始末。
つまりMSXアソシエーションのスタンスは「MSXライセンシングコーポレーションに権利が委譲した事など認めてはいない」という事になってしまいます。
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これらの話題に詳しい人によれば、「MSXアソシエーション」と「D4エンタープライズ」と「MSXリバイバルプロジェクト」の中の人は、おおむね一緒なのだそうです。
本当はこの中の人に「ゲームショップ1983」の今村店長も加わる筈だった。
http://msxmm.hp.infoseek.co.jp/mailmag/mail104.txt
--> NV7月号の特集は アスキー 西和彦さんとの会談
MSXの提唱者 株式会社アスキーの 西和彦さんと、6月21
日に 会談が行われました。
会談には フロントラインのNASUさん、似非職人工房の辻川
さん、後藤啓太さん、SYNTAXのいまむら秀樹が参加しました
「NASU」は横居英克のHNで、同人サークル「フロントライン」のリーダー。
「似非職人工房」という同人サークルの辻川」という人が作った同人ハードが「1チップMSX」。
しかし今村店長は、イベント用に引き受けていた「MSXマガジン復刊準備号」の制作を、イベント直前になって「出来ませんでした」と投げ出してしまう。
http://msxmm.hp.infoseek.co.jp/mailmag/mail123.txt
これに腹を立てた横居英克は、今村店長を仲間外れにしたのだ。
ちなみに今村店長はセガ信者ではない。「せっかくだから」などのフレーズは単にネットで知ったから使っているだけのようで、ドリームキャストの新作ソフト販売も「ネタになるから」という動機での事らしい。つまり、珍しいハード(中華製でもなんでも)と、ネタが大好きな人物だそうで、任天堂信者とかセガ信者とかというゲーム自体へのこだわりや愛着は無いらしい。唯一MSXにだけはこだわりを持っていたようだ。
横居英克はそれから「MSXリバイバルプロジェクト」(http://www.baboo.net/revival/ )(=MSXユーザーグループ/これも会員組織非公表)で活動するが、MSXユーザーの代表を名乗りながら徹底的な排他主義と独善的な活動によって、多くのMSXユーザーから嫌われていたようだ。
「MSXリバイバルプロジェクト」が不人気になった頃に新たに作られたのが「MSXアソシエーション」で、MSXリバイバルプロジェクトでの目標だった「MSXエミュの発売」と「1チップMSX」、そして雑誌「MSXマガジン」の復刊などを実行に移す形でビジネスに注力する。
…とひとくくりにまとめてみたが、実際には横居英克という名前が具体的に出ている情報ソースはとても少なく、エミュのムック本の奥付などでたまに「MSXアソシエーション」「横居英克」と書かれている程度で、正体不明と書いたほうが正確なくらいだ。
そんな横居英克も、気づけばD4エンタ-プライズの取締役にまで出世している。
…が、これは2006年当時のもので、現在ではリストラでもされたのか、取締役役員の役職から外されている。
現在はどうしているのかと調べてみたのですが、塩沢俊平太という人物となにやら行動をともにしているらしいです。
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319 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー![] 投稿日:2008/02/28(木) 11:06:28
ID:wPXQIREP0
たかおんの日記紹介
詐欺師の御案内【wanwan】塩沢俊平太 1【millennum】 2008年02月25日18:08
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/net/1202051027/
2ちゃんねるを否定している人間が2ちゃんねるのスレッドを紹介するのは不本意でありますが、
決して2ちゃんねるの存在を肯定しているわけでは ありません。しかし、上記のスレッドの情報は
かなり正確でありまして、傍証可能な立場にある人間としては、紹介するだけの価値があると判断致しました。
平たく言いますと、私個人は「取り込み詐欺」に名義を使われました。東奔西走した結果、
一応解決した状態ですが、詐欺師塩沢俊平太がブタ箱に入るまでは予断を許さない状況です。
mixiにもwanwanで登録しています。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=6312757
他にダーミーアカウントが最低2つあります。ご注意下さい。
まぁ、私は「馬鹿」左翼を名乗っておりますので、騙されてしまった事については、
「あぁ、σ(^_^)ってやっぱり馬鹿だったのね」
という、感想しかありません。(T_T)
追記
塩沢は追い込まれつつあるはずなのですが、最後のあがきということで、
ここ最近はケーテックの横居英克と運転手の井上と行動を共にしています。
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ケーテック(K-TECH)というのは横居英克の会社(ビルのメンテ作業かなにか)で、MSXやパソコンやITやゲームとは全く関係の無い中小企業。
ゴシップでは、横居英克は「SM調教師瞳」で有名な橋本和明と知り合い、MSXで商売をする事を思いついてケーテック社員にMSXを買わせ、同人サークル「フロントライン」を立ち上げたらしい。
橋本和明はMSXでIDE-HDDを使えるようにするカートリッジを販売すると広告を出し、その予約代金を踏み倒して裁判沙汰になったとかならなかったとか…MSXの世界では相当有名な話らしいですけど、詳細は不明。
http://pc.2ch.net/i4004/kako/1008/10085/1008519029.html
(>>71あたりから橋本和明の話題の様子)
横居英克がどのような人物なのか詳細はわからないのですが、詐欺騒動の話まである橋本和明に影響されてMSXを始めた人物がMSXアソシエーションやD4エンタープライズの偉い人にまでなっているのですから、なかなか興味深いと思います。
一方、西和彦は、どこの誰かもわからない同人サークルの面々と会談をしてから、西和彦は2ちゃんねるに降臨して喧嘩を売ったり、牛丼OFFで世間をにぎわせたり、アスキーをクビになったり、1ch.tvを始めたりと、右肩下がりの人生に突入していったわけです。
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「MSXリバイバルプロジェクト」「MSXアソシエーション」「D4エンタープライズ」「MSXライセンシングコーポレーション」と脱税目的の子会社のように無駄に何度も名称を変えているMSXの組織団体ですが、また新たに新名称が作られたそうです。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080605/pmsx.htm
こんどは「プロジェクトMSX」だそうです。
…もう何でもいいんじゃね?www
MSXステーションでも、MSXと香辛料でも、MSXオブ・ジョイトイでも。
名称がこれだけ変わりつづけていながら、また西和彦というガンダム世代にとってはカリスマ的有名人(だった(過去形))人物の協力を得ながら、7~8年の間に、雑誌の復刊と1チップMSXとプロジェクトEggくらいしか売上げが無いのではと思う。
1999年頃から幾度も秋葉原で行われてきたMSXイベントの会場費だけでも数百万~1000万近い経費がかかっているのだそうだが、その経費をペイ出来るだけの売上げがあったのだろうか?
まぁ、無かったと思うけど。
推測で書くが、横居英克ら数々のMSX組織団体に関わった人たちが何か損をしたとは思えない。銀行から融資を受けるような規模ではないと思う。誰が損をしたかと考えると、スポンサーである西和彦だけだろう。
正直、これだけ色々とMSXで何かが行われてきた事を知らないほうが普通だ。
上記impressの記事でも、未だに文頭に「MSXは83年に提唱された云々…」という説明を書かなければならないほど、世間的に知られていない存在だ。
つまり世間への認知度を高めるという面では全く成果を上げられなかったという「負の実績」しかない事になる。
ではMSXビジネスは誰にとって特があったのだろうか?
2ちゃんねるを流し読みした印象では、ユーザーでは無いようだ。肯定的なコメントはほとんど見かけられず、否定的なコメントが若干で、話題の乏しいレトロPCでの新たな話題というのに殆ど無視されている感さえあります。よほどユーザーの需要とかけ離れているのでしょう(?)。
では発起人である西和彦だろうか? MSXの権利をアスキーから買い取り、秋葉原でのイベントで数百万の投資をして、MSXを中軸とした一大ネット事業をやろうと1ch.tvを作った。しかし2ちゃんねるや牛丼OFFでの醜態だけが人々の記憶に残り、莫大な投資だけでなく過去の名声さえ台無しにしたように思う。
結局は、横居英克や同人サークル似非職人工房など、西和彦の財布を使って活動したり出世した、ごくわずかな数名だけは得をしたように思う。
僕個人の感想としてはMSXビジネスは、ネット版「大山鳴動して鼠一匹」という感じがします。
「大山鳴動して」という部分ばかりがネットのログやキャッシュに残り、鼠はどこかに逃げて隠れてしまった後。
例えば詐欺師がこの手法をやったとしたら相当な騒ぎになると思います。嘘が大山が鳴動するほどネットに広まって大勢騙せたなら、鼠は自分に不都合のある情報を消しながら逃げれば大儲け出来る。
別にMSXビジネスに関わる人達が詐欺師と言っているわけではありません。
僕個人は「怪しいな」と思っていますが、断定する材料なんてありませんし。
ただ、MSXビジネスに関わるHPの殆どが責任者や組織に関する明示がされていません。
このブログでも何度か書いていますが、責任者(管理者)や組織概要が明記されていないHPというのは大抵怪しいHPで、明記出来ない理由があるか、急にHPを閉鎖しても苦情がこないようにしているか、と勘ぐってしまいます。
ネットでは通信販売法に基づく表記や特定商取引法に基づく表記など、金銭の絡む場合には必ず組織や責任者を明記しなければなりません。一個人でもMixiやブログでもハンドルネームとプロフィールは明記されることが常識です。「一個人」としてネットで文章を書く場合「名無し」という(意味的には「その他大勢」「書き手不明」と同義の)HNでは不都合や支障が出ます。権利も無ければ責任も無い文章には信憑性も価値も無いからです。
しかしMSXビジネスの場合、非営利団体でも任意団体でも「書き手不明」の場合が多いようです。
少なからず責任を担っているはずの団体が、これまでそのようなスタンスでいたのは何故なんでしょうね?
「うっかりミス」と「意図的」の2種類の可能性が考えられますが、僕は後者だと思っています。
冒頭に「MSX25周年イベント」に関する話を書きましたが、MSXアソシエーションのHPではその宣伝告知しかされておらず、書かれている情報はどれも一方的です。双方向性が欠落しているので、発信情報の無い期間まったく更新されないという珍妙な公式HPになっている。
そもそもMSXアソシエーションからMSXライセンシングコーポレーションに権利が変わった事に関して一切の説明がなされていません。
では最新の組織「プロジェクトMSX」のHPはどうでしょうか?
一応は「通信販売法に基づく表記」のページがあります。しかし問い合わせ用メールアドレスさえありません。「プロジェクトMSX」の説明さえなく、一企業である「D4エンタープライズ」が同人サークル「似非職人工房」の委託販売をしている事もコピーライト表記を元に検索しないとわかりません。
僕が勝手にいぶかしんでいるだけなのかもしれませんが、「ああMSX、昔スキーコマンドで遊んだなあ」と懐かしさを感じた人も、おいそれと手を出して良いもののようには思えません。
随分と僕の雑感ばかり長くなってしまいましたが、僕にはどうにも信用できる要素が見当たらないのです。
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