下を見下げてごらん

コチラの投稿は”H17.6月8日PART1”の記事の続きです。

引き続きお楽しみくださいませ。

あとがきにかえて

　実際のところ「電車男」の商業的な成功が追い風となってバブル的に盛り上がったネット出版が、今後一つのジャンルとして定着していくかどうかは正直微妙なところかなぁと思っているわけです。この中で書き手として見出されて生き残っていく奴が現れればこの流れは定着していくかもしれないし、blog本＝おもろない、というイメージが定着すればそれまでかもしれん。

そういう意味でははるさん（と私）の責任も実は結構重大かもしれなかったかなとも思うわけだ、もう遅いんですけど。

　まあ、だからといって私が冷めた感じで状況を見ているわけでもなくて、少なくとも書いてみようというやつがblogの普及によって、実際に書き始め易くなっているとは思われるのね。

それが読み手の増加にもつながってもいくのであろうと考えれば、

まあ今チャレンジしている各出版社の試みは、業界全体からみるとパイを拡大する作用にはなっているんじゃないかな、と思っているわけです、まあ知らんのですが。

その流れを確保できれば、そのうち田口ランディ的人物をblog界から輩出することも十分あり得る話であろうし、そこまでいかなくともビジネス書部門なんかにはもともとblogとの親和性が高いこともあって、一種のショーウインドウとしての機能を果たすのではないかなぁなどと楽観視しておる次第であります。

 私個人はblogなんぞは本人が楽しくやりゃいいと思っているわけですが、地方在住のライター志望者や兼業作家になりたいと思っている方は、書籍化を意識して若干我慢しつつ、狙ってblogに取り組まれてみるのも一興かと思います。

私の担当をしてくれた編集者さんも……、

「なんかいいblogないですかねぇ」が口癖になってますし（笑）。

とかなんとか偉そうなことを書き連ねたわけですが、これを書いている5月17日現在、私の心は千々に乱れている次第なんですよ。