自民党の「療養病床問題を考える国会議員の会」は11日、高齢者が長期入院する介護型療養病床が11年度末で廃止される問題について、受け皿として整備することが決まった「介護療養型老健施設」の医師や看護師の配置基準を療養病床と同様以上の水準にすることなどを求めた提言をまとめた。
療養病床廃止に伴い「介護難民」が生まれるとの批判を受け、医療と介護の一体的なサービスを実質的に継続させることを意図している。提言の内容が実現しない場合には、介護型療養病床廃止の見直しも求める方針。【堀井恵里子】
毎日新聞 2008年6月11日 19時25分