国際ニュース検索

中国の資源消費量、自国の持続的に供給できる量の2倍以上 WWF報告書

  • 2008年06月11日 16:56 発信地:ジュネーブ/スイス
  • 写真
  • ブログ

関連写真 1

中国・北京(Beijing)の北京西駅(Beijing West Railway Station)にあふれる、春節(Spring Festival)と呼ばれる旧正月(Lunar New Year)の帰省客(2006年1月20日撮影)。(c)AFP

  • 記事をクリッピング
  • 写真を拡大する
  • 写真をブログにつかう

【6月11日 AFP】世界自然保護基金(World Wildlife Fund for NatureWWF)が10日に発表した報告書によると、中国は現在、同国内の生態系が持続的に供給できる資源の2倍以上の量を消費しているという。さらに、世界の生物生産力の15%を消費していることも明らかになった。

 同報告書によると、2003年の中国の平均「エコロジカル・フットプリント」は1.6ヘクタールだった。これは、国民1人が生活する上で必要とされる農耕地などの面積が1.6ヘクタールだということを意味する。

 この数値は世界平均の2.2ヘクタールよりも低いものだが、「中国の人口や活発な経済発展を考慮すれば、課題が残る」という。

 その上で、同報告書は「中国のエコロジカル・フットプリントが、国民1人あたり10ヘクタールを必要とする米国の水準まで上昇した場合は、中国1国が必要とする土地は地球全体の面積に及ぶ」と指摘した。

 この報告書は、WWFと「中国の環境と開発に関する国際協力委員会」(China Council for International Cooperation on Environment and Development)が共同で発表したもの。(c)AFP


【関連情報】WWFジャパンのウェブサイト

このニュースをソーシャルブックマークに登録する

  • みんトピに投稿
  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • トピックイットに投稿する

この記事の前後のニュース

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ