【成都・鈴木玲子】中国・四川大地震で被災した四川省ブン川(ぶんせん)県の臥竜ジャイアントパンダ保護研究センターで10日、地震後、行方不明となり、がれきの下から発見された雌のパンダ「毛毛(マオマオ、9歳)」が職員によって手厚く葬られた。新華社通信が伝えた。
毛毛は3頭の子パンダの母親で、倒壊した飼育舎の下から9日に見つかった。毛毛は、地震後に行方不明になった6頭のうちの1頭で、残りの5頭は既に見つかっている。
同センターは地震で職員が5人死亡、飼育舎32棟のうち14棟が損壊するなど大きな被害を受けた。
毎日新聞 2008年6月11日 10時18分(最終更新 6月11日 12時40分)