twitterで毒抜きされ、ブログで書くまでもなくなっていた。twitterは、情報をいわば未加工のまま放り出しても、誰にも文句を言われない。しかしブログの場合、一本仕上げるまでに様々な手続きが必要。その手続きを経て一つの完成品となる。何よりも、その手続きを加える手間に見合う価値をもったトピックだからこそ、加工して提供できるのだ。要するに、twitterならこんな「枕」がなくても、いきなり用件のみ、本題のみを語って終了できるってこと。ブログが手紙なら、twitterは電報みたいな感じか。
久々のエントリとなる今回は「2008年6月8日千代田区外神田の中央通り沿いで起こった大きな事件」(by桃井はるこ――事件に「大きい」も「小さい」もないと青島刑事には怒られそうですが、あるんですよ、大きい小さいは。当事者以外にはね)についてではなく、漫画家・雷句氏の小学館提訴問題を受けての新條まゆ嬢のブログ『まゆたんブログ』の6月8日のエントリ「
思うこと」についてだ。
今回の提訴は、雷句氏の後ろについているのが誰なのかが気になる。つまり、今回の訴訟をプロデュースした張本人。こういうのは、絶対に裏で糸を引いている「黒幕」がいるものだ。
さて、『まゆたんブログ』。35にもなって「たん」はねーだろ「たん」は、という誹謗中傷はさておき。
これは、売れた漫画家だから言えることだ。新條は「編集者と漫画家は対等な立場でありたい」と書いているが、それは無理。作品発表の「場」を持っているのは編集者(というか出版社)の方だし、小学館に限らず、大手出版社の漫画誌で連載をもちたいと思っている漫画家は五万といる。代わりはいくらでもいるのだ。そういう関係性の下では、「対等な立場」などという状況が生まれるわけがない。だから、
ある時、
「こういう話(引用者注:Hな漫画)はもう描きたくない。この連載は違う方向で描いて行きたい」
と相談したところ、
「だったら、この連載は終わり。次はこの雑誌に移って」
と編集長に言われ、
(中略)編集長は帰ってしまいました。
というのは、むしろ当然の反応といえる。
その反応に、新條は
「ああ・・・長年この雑誌のために仕事して来て、曲がりなりにも
すこしは貢献出来たと思えるだけの成果をあげてきたのに、
最後は感謝の言葉もなく、こんな形で終わるのか・・・」と
頭が真っ白になりました。
自分の13年間って、いったいなんだったんだろうと。
そう感想を持ったようだが、「もうエロはやめたいんです」って発言は、編集長や編集者にしてみれば、飼い犬に手を噛まれたようなものだろう。
新條まゆは、『快感フレーズ』の作者。そう聞いて「ああ・・・」と思った人は少なくないだろう。そう、作者名よりも作品名の方が「売れて」いるのである。ここで言っておくが、必ずしも「作品が優れていれば売れる」わけではない。むしろ、作品の優れていることが、売り上げに直接結びつくケースは稀だといわなければならない。本が売れるためには、作品自体の質よりも、編集部や出版社がどれだけ本気で売ろうとしているかにかかっているといえるだろう。
連載誌上での扱いの大小はもちろん、書店へのキックバックを含めた営業攻勢、各媒体(TV・ラジオ・関連誌・電車の中吊など)へのプローモーション、メディア展開の企画出し等々、人気の維持・発展には、多大な努力と金が費やされている。それを作家個人の都合で勝手に「違う路線でいきたい」なんて結論突きつけられたら、たまったものではない。
だから、
小学館の少女漫画雑誌の一番偉い方には
「甘ったれるんじゃない!」と言われてしまったのです。
これも当然でしょう。「私、エロ漫画描きたくないんです。だから他の雑誌行きます」なんてのは、上の人にはわがまま以外のなにものでもない。
やりたいことを伝えて何が悪いんでしょう。描きたいものも描けずに
求められるものだけ描いてればいいと言うことでしょうか。
漫画家は小学館の奴隷ではないのです。
奴隷ねぇ・・・。じゃあ、何だと言うのだろう。いや、漫画家が出版社の奴隷だというわけではない。だがしかし、「求められるものだけ描いてればいい」という状況を出版社が発注者、漫画家が受注者だという図式に落とし込んで考えた場合、何もおかしなことではないだろう。どんな業界だって、受注者が発注者の意向を無視して製品を作っていい、なんて商売はない。例えば自動車ディーラーに白い車を発注して、「いやあ、白は嫌いなんで黒にしときました。どうっスか、白より黒い方がいいでしょう!」なんていって黒い車を納品してきたら、頭がおかしいとしかおもえない。
従って、
一つの流れを作ってしまった自分(引用者注:エロ路線で売れてしまったということ?)が自分の首を絞めてしまったわけですが
当時はその流れに逆らうことが許されませんでした。
そして、今まで通りの新條まゆを求める雑誌には行きたくなかった。
悩んで、悩んで、小学館を離れる決心をしました。
漫画家が、自分の描きたい作品や、やりたい表現をもっているのは一向に構わない。だが、それを望んでいない編集に押し付け、ある日突然「もうアンタの会社とは仕事しませんから」なんて三行半突きつけられたら、
「だったら、いままでの出版物を全部絶版にする!」
と言いたくなる気持ちも分からないでもない(実際に作家に言うかどうかは別として)。だから、このやり取りを冷静に判断すれば、
驚いて、「脅すんですか?」と言ったところ
「脅してるのはそっちでしょ!!」と言われてしまいました。
新條さん、あなたの方が分が悪いですよ。エロ路線を辞めたかったのなら、今までの出版物を全部絶版にされるのは上等なはず。これまでの「偽り」の自分から、新しい「本当」の自分へリセットするいいチャンスのはず。
他社の編集部から(中略)
「そんなことは絶対にあり得ない!
作品は作家のものであって
出版社がどうこうできるものじゃない!
そんなことを言う編集者が本当にいるのか?」と驚かれたので、
初めて「ああ、脅されてるのは自分なんだ」と気がつきました。
出版物を全部絶版にするのは、理論的には可能。売れてる作品を絶版にするのは難しいだろうが。ただし「作品が作家のもの」というのも本当で、「全部絶版にする!」と言われたとき、「分かりました。じゃあ、版下すべて廃棄して、原稿も全部戻してください」と言って、絶版の対象となる全ての作品を戻してしまえばよかったのだ。そうすれば、どんなバカな編集でも本気だと気づいたはずだ。
さらにここで疑問なのは、「いままでの出版物を全部絶版にする」と言われて、なぜそれが脅しと映るのか。やはり、「甘い汁」からは逃れられないということか。「甘い汁」は吸い続けたい。そして、自分のわがままも通したい。これじゃあ筋が通らない。
さらに、理論的に整合性にかけていると思うのは、予告なく休載にさせられた際の、次のくだり。
私の漫画が見たくて買ったファンの子は
どうするのかと落ち込みました。
大人にとって200円ちょっとなんて、はしたお金(原文ママ)かもしれませんが
(中略)
それを無駄にさせてしまった子がいるかと思うと、本当に胸が痛くて。
ここでファンを引き合いに出すのは、フェアじゃない。新條は『快感?フレーズ』(単行本版全17巻、コミックスデラックス版全6巻)の他にも、
* TABOOに抱いて
* フィアンセしたい
* 心を裸にして
* MakeLoveしよ!!(全2巻)
* すきしてサディスト(全2巻)
* SEXYガーディアン(全2巻)
* あなたに繋がれたい
* 悪魔なエロス(全4巻)
* 覇王?愛人(全9巻)
* もっと教えて
* 君さえも愛の鎖(全2巻)
* ラブセレブ(全7巻)
* 愛を歌うより俺に溺れろ!(1-5巻)
* SEX=LOVE2(全2巻)
これだけ同系統の作品を描いており、一定数のファン層にその路線で支持されていた証がある。あなたの「エロ路線を辞めたい」というわがままだって、「まゆ先生のエロが読めなくなるのは嫌!」と、多くのファンを失望させる可能性を孕んでいたわけだ。あなたがここでファンを引き合いに出すなら、「本当はエロ、嫌いなんです。だから出版社変わります」という告白は、出版社に対する排斥であるという以上に、ファンに対する裏切り行為であると捉えられても仕方がないだろう。
■それは、売れてるから
では、なぜ新條はエロ路線から足を洗いたかったのだろうか。それは、キャリア・アップを図りたいと邪な考えが浮かんでしまったものと思われる。「エロ路線」では、いくら売れていても作家として評価されないからだ。エロ系やギャグ系で成り上がった漫画家が、誰でも一度は掛かる麻疹(はしか)みたいなものだ。よせばいいのに、政治問題に片足を突っ込んでいる爆笑問題みたいなもの。
「小学館を離れて、いままでとは違うものを描いたら売れなくなる」
「大人しく今まで通りの漫画を小学館で描いていればいいのに」
などとも散々言われましたが
もうここに至ってはお金ではないのです。
お金じゃない、ねえ・・・。
精神的につらくて、体もボロボロになって大金を稼ぐより
信頼出来る担当と、気持ちのいいお仕事をして、心底楽しめる漫画で
1円でもお金が入ってくればそれでいいと思いました。
お金より楽しんで描ける漫画家ですか・・・。
でもね。それは「売れてる作家」だから言えること、「勝ち組」の発言である。新條は、そのことをきちんと認識しているだろうか?
漫画家になって今が一番充実しているし、幸せです。
ええ、そりゃそうでしょうよ。確か、絶頂期の新條まゆは、月に1,000万前後は稼いでいたと記憶している。でもね、新條ほど売れてなくて、編集には「編集部の石つぶし」と虐げられ、精神的にも体力的にもボロボロになりながらも、漫画を描けるだけで「充実している」と思っている漫画家がいることは、お忘れになられているようだ。あなたも、デビューしたてのころは、「連載を持っている」事実だけでも漫画を描くモチベーションに直結していたに違いない。
新條が新人の頃その人に、ネームを床にばらまかれ、
「こんな漫画じゃ商売にならないんだよ!」
と足で踏みつぶされました。
「お前はウジ虫みたいな漫画家なんだから、
ウジ虫はウジ虫なりにない知恵しぼって漫画描け!」
とも言われました。
(中略)
時には編集長とケンカをし
時には出世払いしろとおいしいお店に連れて行ってくれたりもしました。
なので、そんな罵倒もダメ出しも当時はなにくそ!とがんばれたし
(中略)
それは強固な信頼につながりました。
今ではそれらのエピソードは笑い話のネタにもなっているくらいです。
それらはすべて信頼関係があってこそ。
「飴と鞭」戦法・・・。見事に編集の術中にはまっちゃったのね。冗談はさておき。
新條は「信頼関係」と綺麗な言葉で纏めているが、それは「利害関係」というよりも、あなたの「連載を持ちたい」という強い願いと、編集の「この漫画家なら言うとおりに使えそうだ」という「利害関係」が微妙に一致した結果に過ぎないだろう。
だから、新條の移籍問題の本質は、「信頼関係」が崩れたためではなく、彼女の「キャリア・アップ志向」と「今までと同じ路線で売っていきたい」という「利害関係」の崩れに端を発するとみることができるのだ。
■嫌なら辞める。それが出来なかったのなら後でグダグダ言うのは見苦しい
私はtwitterに、
まゆたんブログの「思うこと」は、正直見苦しい。漫画家は限界産業なので、言ってもせん無きこと。そもそも仕事がなければ話にならないわけで。嫌なら辞めれば良い。結局はそれだけのことでしょう ... 01:32 AM June 09, 2008 from web
アフリカでダイヤモンド採掘している人たちみたいにそれだけしか仕事がないわけでもないし。 01:36 AM June 09, 2008 from web
と書いた。140字の制限があるので2回に別けてのポスティングだが、今、『快感フレーズ』を描いた直後くらいから「エロは嫌だった」と告白するくらいなら、なぜその時に小学館を出て他の出版社にいくなり、他にいくところがなければ、同人で漫画を描こうとでも決意しなかったのか。なぜ、他の出版社から「うちで描いてくれ」とオファーが来だしてから、そういうことを言い出したのか(これは雷句氏にもいえること)。
その背景には、「エロ漫画を描くのは有名になるための1ステップに過ぎない」というエロを見下す態度がなかったか? だとすれば、「そんなんでよく編集と漫画家は対等な立場なんて言えるよね?」ってことになるし、繰り返しになるが、なによりあなたのエロ路線を支持してくれたファンに申し訳ないと思いませんか? と言いたい。まあこれは下衆な勘繰りなので、この程度にしておこう。
■漫画編集部の本心
今回は、たまたま小学館が槍玉に挙げられたが、漫画業界に限らず、アニメ業界や音楽業界も同様な問題を孕んでいる。いや、格差社会といわれる日本の社会構造そのものが抱えている問題ということもできるだろう。
同じく、twitterの私のポストから
でもね、きっと、心の底ではちゃんとわかってるんだよ。本当は、食えなくなるのより働けなくなる方が困るんだと。表現者としては「あんたの価値観なんて糞食らえ」と言われるのが最も精神的に辛いんだろうな。だから最悪な条件でも働き続ける。表現者の本能として、それは絶対的にあるはずだ。02:31 AM June 09, 2008 from web
悪徳出版社や悪徳編集者も、作家や漫画家のその種の恐怖心はよぅ〜く知ってると思うんだよね。雷句氏やまゆたん氏に限らず、みんなそこに付け込まれてるわけでしょ? 今回の訴訟問題の根っこには出版社あるいは編集者とのそういうトレード関係があるのではないでしょうか。 ... 02:33 AM June 09, 2008 from web
森博嗣が嫌々小説を書いているみたいに、あらゆる漫画家たちが、同じようなスタンスを終始ちらちらみせていたのなら、きっと今回のような問題は起きなかったでしょうね。業界として。でもね。自分からお金出してまで漫画や書籍を出版しようという「作家になりたい人」が五万といる世の中で、それは無理 ... 02:39 AM June 09, 2008 from web
出版業の業界の構造として、そういう状況は歴然としてあると思うんだ。 ... 02:42 AM June 09, 2008 from web
訴訟を受けて裁判所がどう判断するのかは分からないけど、同人作家で生きていく勇気がないのなら、出版社にいいように使われるリスクはどうしてもあるわけで。雷句がどういう志で訴訟に踏み切ったかは分からないけど、業界の体質を変えたいからであるのなら、個人でやらず、もっと仲間を集めるべきでした ... 02:48 AM June 09, 2008 from web
作家全体が、コンセンサスとして「不利な条件は断固拒む」というスタンスを貫くのであれば、業界も変わるかもしれない。でもね。二束三文でもいいからデビューしたいという若手は五万といるわけで、出版社はこぞってそういう人を採用するでしょう。もしそうなれば、未曾有のサバイバルが展開されるw ... 02:55 AM June 09, 2008 from web
最終手段としては、ハリウッドの俳優組合やシナリオ組合みたいなのを作り、そこに所属しないと商業誌に描けないというシステムを構築するしかないでしょう。でもね。アニメータと同じで、作家が虐げられながら作品を生み出していくという状況が、日本の漫画文化を生み出したともいえるので、 ... 03:01 AM June 09, 2008 from web
その表現が金銭にトレードできる、仕事になるとはどういうことかというと、「この人の漫画を市場にバラ撒くと価値がありそうだ」という価値観を上乗せできるということです。アルファブロガーの人たちは、1円にもならないのによくやるなーと。いつかは有名になるという先行投資みたいなもんなのかな? ... 03:51 AM June 09, 2008 from web
なんだか、毎晩コンビニでレジ売っていて、「これは本当の俺の姿じゃねー。本当はもっとクリエイティブなんだよ」なんていっている、いつかメジャーデビューすることを夢みてるギタリストみたいな感じか。そう強く思い込むほど、二束三文で使われるハメになる。 ... 04:02 AM June 09, 2008 from web
以上、間の関係ないやり取りを除き、本件との関連項目のみ引用したが、編集部の意識と作家との意識のバックグラウンドには、上記のような構造があるのではないだろうか。竹熊健太郎氏は著書『漫画原稿料はなぜ安いのか』(イーストプレス社、2004年)で「過去25年間、マンガ原稿料の一般的な相場は据え置かれている」旨指摘しているが、それがまかり通って来たのも、そのような構造があるからだろう。つまり、漫画業界は、最初から需要(出版社や連載漫画誌の総量)>供給(連載を持ちたいという漫画家の総量)というバランスで回って来たといえる。もちろんこれは漫画業界に限らず、そのような構造を持つ業界すべてに当てはまる。twitterでギタリストを例に挙げたように、音楽業界もその代表的な業界だといえる。
漫画の原稿料の問題や作家の待遇の問題は、今回のエントリの趣旨から離れるので深入りしないが、その問題も含めて、漫画家と編集部とが対等な立場で仕事をする環境が整えられることは、今後とも難しいだろうとはいえる。ただし、作品を主体に考えた場合、編集者と作家は一つのチームであり、編集部と作家は一つのグループであるという構造は変わらないのではないだろうか。編集や作家のどちらかわがままを言い出し、その関係が崩れだしたとき、一番被害を被るのは作品であり、読者なのだ。
雷句氏は「編集部がカラー原稿を紛失したこと」を提訴に踏み切った理由として挙げている。漫画編集部の原稿紛失は、今に始まったことではない。印刷所で、単行本まるまる一冊分の原稿を紛失された作家もいるらしい。だから、業界内の大方の見方は、それは「原因の一つ」に過ぎないというスタンスだ。業界に近ければ近いほど、「なんで今更そんなことで・・・」と疑問に思うのだろう。
しかし、私はそうは思わない。
もちろん、雷句氏も、原稿の紛失は可能性としては「あり得る事故」という認識はあったはずだ。飛行機の墜落事故のように、あってはならないが、起きてしまう。それが起きてしまったときには、仕方がないし、その時のためのシステムは構築しておくべきだ。しかし、小学館の問題ある編集部において、それは「起こるべくして起きた事故」だった。だからこそ、「こいつら、いつもあんなだからこうなったんだ」って感じで、彼らは暴露されなくてもいい恥部まで暴露されてしまった。
きっと、小学館の問題ある編集部員たちは、作品すらも大事に思っていなかったのではあるまいか。作品を大事に思っているのなら、土日には当然のように休み、「漫画のことは考えたくない」などという編集者が、どこの世界にいるというのか。そこに、雷句氏は最大の憤りを感じたのではなかろうか。だから、確かにカラー原稿の紛失は、提訴要因のいくつかある要素の一つ、氷山の一角に過ぎないと思う。しかし、提訴に踏み切る最大のトリガーだったことも確かなのではないだろうか。
結果的に、まゆたんも小学館を出て正解だったと思う。でも、小学館の某編集部が、あなたをフリーでも通用する作家に育てた事実も、決して忘れないでほしい。あなたがあくまでも「編集と漫画家の立場は対等でなければならない」と信じたいのであれば、それは絶対だ。作者名よりも作品名の方が通りがいいなんて、漫画家冥利に尽きるのではないだろうか。
あ、でも・・・エロ・・・お嫌いなんでしたっけ・・・。
混同しているようですね。その時点でこの問題を語る資格はないと思います。
それ以前に、作家を人間扱いしてない言動に呆れます。
何かを作り出すためには、まわりの環境や、メンタルが関わってきます。
その土台あってこその作品です。
ダイヤモンドを見つけてるだけの人と同じ感覚で語られるのは失礼以上に頭が悪いとしかいいようがないです。
デビューさせてもらった雑誌で、編集さんにお世話になった経験もあって
感謝だってしてるでしょう、それなのに嫌になったからやめるって方が非常識だと思います。
お世話になってる編集部や雑誌のために、求められる方向に合わせてずっと作品を作ってきて、それで我慢が出来ないところまで来たから移籍したんだと思うのですが。
>エロ路線を辞めたかったのなら、今までの出版物を全部絶版にされるのは上等なはず。
どういうことですか?
路線を変えることは、そこまでの仕打ちを受けても仕方ないようなことですか。
快感フレーズの連載中に、快感フレーズの路線を変えたいと言ったのならまだわかります。
別の作品の話ですよね?次の作品では別の路線で行きたい、と。
漫画家がいろいろなジャンルに挑戦しようとするのはおかしなことではないと思います。
あなたが新條まゆを嫌いなだけでは?
記事を修正した方がいいのでは? 勿論、あなたの自由ですが。
頭の悪さを公にしてる様なものですよ
理路整然としたつもりで
ですよ?
おかしいのはどう見ても出版社側では?
漫画家は出版社の言うなりになって作品を作ればいいという考え方は危険です。編集者は話作りの才能があるから採用されるわけではなく、また才能がないからといってクビになるわけでもないのですから、そんな無茶苦茶を許せば漫画文化は衰退します。
それと作品名>作者名なのは別に彼女に限ったことではなく、全ての作家に共通して言えると思いますよ。メディアで取り上げられるとき・アニメ化・映画化した時に一番表に出てくるのは作品名です。ドラゴンボールやワンピースクラスの漫画でさえ、タイトルは知っているが作者のフルネームは言えないという層は確実に存在します。
なんというか客観性のまるでない文章だなと感じました。残念です。
だから、言われたものを描いてればいいんだろ、ですか?
その五万がすべて同じレベル、もしくは同レベルになれる力を有していればまだしも。
そこまで売れる作品にしうる力を持つものはそういないはず。
漫画家というクリエーターを、ただの将棋の駒としてしか捕らえていない傲慢さに、ただただ開いた口がふさがりません。
車の塗装業と漫画家を混同するって…
ニュースにもなっていたガッシュの作者さんの訴訟についてな記事だと思ってみれば、
なんだか途中から新條まゆさんという方への私怨になってますね・・・
原稿紛失はありうることだけど本来はあってはならないことですよね?
ありうることというのに胡坐をかいて適切な対応をしないのはそれはおかしいのでは?
こういうことをネタにして書いているならもう少し客観的に見たほうがいいのではと思います
人をおもいやる心から勉強してきた方が良いよ
作家、創作者として目指すところはどこなのか、重きを置くべきはどこなのか…
人生を創作に捧げようとする人間にしかわからない価値観だと思います。
それを知り、尚且つ冷静に批判できるこのブログ主は貴重な存在だと思います。
少なくとも、建設的な事を何も言えない通りすがりよりは、意味のある批判です。
新條まゆが望むエロと編集の望むエロに違いがあっただけ(それもどうよと思われそうだが、そうなんだから仕方ない)
全編を「新條まゆはエロ路線をやめたがってる」という前提で書いているが、まずそこからして間違っていることに気づいていない
この問題はいまやかなりデリケートになっているのだから、軽々しくアホな文章を載せるのはやめた方がいい
まず推敲。書く前に百回推敲。それもできないような人間にこういう偉そうなブログを書く資格は無い
別に新條まゆにもその作品にも興味はないけど、今回の彼女のブログの文章には素直に好感をもった。それだけ読ませる文章だったってこと。
あなたも彼女の文章を見習った方がいいよ。エロだろうがなんだろうが紛れもなく彼女はクリエーターとしては成功者。たかがブログの文章においても才能の差ってのは如実に現れるんだなぁ
新條まゆのブログの文章に対して、いちいち揚げ足とってますが、問題点を履き違え過ぎではw?
お花畑の住人なのは、この記事を書いたおたくですよww
>少なくとも、建設的な事を何も言えない通りすがりよりは、意味のある批判です。
そうですね他人の揚げ足取るの楽しいですよねブログ主さん
チラシの裏に書くのが1番いいと思いますよ。
漫画家さんを「編集の言うとおりの絵を生産する人間」と例えていらっしゃるということですか?
だとしたらそりゃあ勝手に個性出して色替えたら=編集の望まない絵を描いた日には文句も出ますね。
現実には違うわけですが。
漫画家さんてのは編集の指示通りに「おえかき」する職業の人じゃありませんよ。
根本から問題を履き違えていらっしゃるのか、
単に新條まゆという作家が嫌いだというエントリなのか、
それとも普段は割とネタ扱いなのに、今回ばかりは良い意味で話題になっている新條まゆの名前をアンチテーゼ的に利用しているのか。
正直それ以外の感想を抱けませんでした。
少なくとも、批判対象である新條まゆ氏と同じく創作されている人間の書く文章には思えません。
創作者をおえかきマシーン扱いしているようでは…。
他者を憶測で誹謗中傷するなら、まず問題の争点をきっちり把握して、他人を見下す匂いは消すよう推敲なさるべきだと思いますよ。
コメントが連続でつき始めた途端の擁護w
本人?
どこが冷静な批判でしょう。
本題からそれて、執拗に引用しては誹謗中傷をしているだけの記事でしょう。
「気をつけていても失敗もある」ということを隠れ蓑にし、本来の仕事における責任を軽視している時点で冷静もなにもあったものではありませんね。
批判しているあなたの態度も少し高飛車だ
小学館のみならず編マンガ雑誌編集の体質を垣間見た気がします
小学生低学年向けですが、作文の書き方が解りやすく載ってます。
参考になる部分が多いと思いますよ。
手段があるなら証明したいですが、本人ではないし擁護のつもりもありません。
確かにまゆたんについて強く穿った見方もありますが、まゆたん自身が自分を多少なり美化しようとしてる、と彼女のブログを見て感じました。
やはり相手がいるので、彼女の一方的な見解だけでは見えない部分もあるのではないでしょうか。
この方は行き過ぎた批判かもしれませんが、業界を知る他方からみればそう見えることもある、ひとつの見方として肯定します。
もう少し人に読ませる文面というものを意識したほうがよいのでは。
行き過ぎた批判なんてもんじゃなくて、完全に業界を、そこで働く人間を勘違いしてる。