2008年6月10日 18時28分更新
岡山市が政令指定都市になった場合、新たに誕生する4つの区の名前について、有識者の審議会は、10日、市民からの調査で最も希望の多かった名前をそのまま採用することを決めました。
審議会で決まった区の名前はそれぞれ市の中心部から北部にかけての地域が「北区」、西南部が「南区」、西大寺の地域が「東区」、中心部が「中区」です。
区の名前をめぐっては市が市民に希望を聞く調査を行った結果、それぞれ「北区」「南区」「東区」「中区」が最も多く寄せられました。
会合ではこの結果をもとに経済界の代表など審議会の委員およそ20人が意見を交わしました。
その結果、一部の委員からは「中や北など方位を表す言葉を名前にすると東警察署が中区に入ったり中央郵便局が北区になったりして、ふさわしくないのではないか」などの意見が出されました。
しかし、4分の1以上の市民が選んだ名前を尊重すべきだという意見が多数を占め、応募が多かった名前をそのまま採用することを決めました。
審議会はこの結果を、近く高谷市長に答申することにしており、市では来年4月に政令指定都市に移行すれば、これらの名前を採用したいとしています。