ping [外部コマンド:ping..exe]
▼ 機能
ネットワークに正しくつながっているか(TCP/IP の IP レベルで通信できるかどうか)を確認。指定したIPアドレスやホストにテスト用のパケット(ICMPパケット)を送り、その返事が返ってくるかで接続の正常性を計る。
便利な機能だが、これを悪用し情報を盗もうとするクラッカーがいるため、ネットワーク管理者がpingコマンドの使用を禁止している場合もあるので注意を。
なお、/? でコマンドラインヘルプが出ますが、95系・NT系とも英語のヘルプになります。f(^_^;
▼ オプション(WIN ME・XP)
- -t(パケット送受信の無限ループ:中止は「ctrl+c」)
- -a(ホスト名を逆引き表示)
- -n count(パケット送受信の回数をcountで指定)
- -l size(パケットのデータ部をsizeで指定)
- -f(パケットの分割禁止)
- -i TTL(パケットのTTL数値を指定)
- -v TOS(サービスタイプを指定)
- -r count(経由したルータのアドレスをcount分だけ記録:最大9個まで)
- -s count(経由したルータのアドレスと時間をcount分だけ記録:最大4個まで))
- -j host-list(経由すべきゲートウェイ(ルータ)アドレスの指定可能:最大9個まで。指定されていないゲートウェイも経由可能)
- -k host-list(経由すべきゲートウェイ(ルータ)アドレスの指定可能:最大9個まで。指定されていないゲートウェイは経由不可)
- -w timeout(タイムアウト時間を指定。単位、ミリ秒)
▼ 書式
- WIN ME・XP:ping [-オプション][IPアドレス|ホスト名]
使用例
IPアドレスで確認してみる |
c:\Windows>ping 192.168.1.1 IPアドレス、192.168.1.1で接続チェック開始。 |
ホスト名で確認してみる |
c:\Windows>ping www.causu.com ホスト名(この場合「www.causu.com」)で接続チェック開始。 |
タイムアウトエラーとなる場合 |
c:\Windows>ping -w 5000 www.causu.com ホスト名(この場合「www.causu.com」)で接続チェック開始。 タイムアウト時間を5000秒にして、タイムアウトエラー回避。 でも、数値によってはエラーが続く場合もありますので、ご注意を。 |
MTUチューニング用にテストしてみる |
c:\Windows>ping -f -l 1426 www.causu.com サイズを1426に指定して分割しないでpingを実行。 指定したパケットサイズは分割しないので、MTUの理想値を求めるテストに用いる書式です。 テスト用にわざと大きい値で試して、結果を見ながら、最適な値を見つけてください。 |
※接続結果はすべて英語で表示されます。結果欄がReply (応答) なら問題なし。その他、英語のメッセージで、接続に失敗したような文章が現れたら、その英文を訳してください。f(^_^;
参考サイト>
・「@IT」 “ping - ネットワークの疎通を確認する” / Windows.FAQ - 基礎講座:ping コマンドの使い方
・@IT:Windows TIPS -- Tips:pingでネットワーク・トラブルの原因を調査する
・PINGコマンド-MTU値の調整