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2008/06/11

ロックは騒音

TOCA ABMD-13 ジャンベ TOCA ABMD-13 ジャンベ
価格:(税込)
発売日:

J-CIAで「自社イベントの騒音に抗議する博報堂のドジッ子ぶり」という記事をやっていて、有料なのでカネ払って読んで貰うとして、あまり関係ない思い出話なんだが。

イベントってのも、以前、ずいぶんやったもんだ。音響屋みたいな仕事なんだが、企画もやるし、ミュージシャンとの折衝もやる。といっても、日当数千円の半分アマチュアみたいな連中なんだが、まったくの素人さんは使わない。素人はワガママだからね。扱いにくい。ふだんはスペイン料理店でフラメンコの伴奏やってるとか、弾き語りやってるとか、観光地で菅笠かぶって津軽三味線弾いているとか、そういう連中なんだが、頼めばおいらの顔でタダでも来てくれる。でも、ちょっとだけでも払う。そこら辺は心意気というヤツだ。




で、絶対に使っちゃならないのがロックバンドだ。特に屋外でのイベントの場合、ギターはすべてアコースティックに持ち替えてもらう。アコギ弾けないなんてヤツは最初から使わない。音響というのがあるので、ボリュームあげればいくらでも音は大きくなる。エレキギターなんか必要ないわけだ。

つうか、興味のない人間にとっては、
エレキ、ロックというだけで騒音に聞こえる。これ、要注意なんだが、なので楽器選びが大変なのだ。通常、リズムはドラム担当という事になるんだが、ドラムというのも圧迫感があって騒々しい印象を与えるわけで、屋外イベントには相応しくない。ボンゴとかコンガとかジャンベにして貰う。おいらがよく頼んだ人は、YAMAHAでその人の名前のモデルが出ているほどの人なんだが、仕事がなくてカネがなくなるとニューヨーク行ってサルサバンドで稼いでいるね。本業はブルース専門のドラマーなんだがw で、もっと面白いのは、最近流行のジャンベ好きを集めるという方法がある。ジャンベというのはアフリカの太鼓なんだが、愛好者が多い。声をかければ何十人も集まる。タダでも来て叩いてくれる。太鼓だけじゃ音楽にならないので、太鼓に合わせて演奏できるジャズ系のミュージシャン呼べばいい。キーボード一人と、あとはソロとれるラッパとかボーカルとか数名。こいつら、ほっとけば何十分でも続けて演奏するので楽だ。

ジャンベというと思い出すのは、フランスだったか、ワールドカップの試合で、アフリカのチームが押されていたわけだ。で、あの広い会場で、突然、ジャンベの音が高らかに鳴り響く。応援団の誰かが叩いているらしいんだが、その音を聞いて、アフリカ勢が反撃に出た。そら、見事なものだった。アフリカでは「トーキング・ドラム」と言って、ジャンベは「言葉を伝えられる」機能を持っていると言われる。アレは反撃の合図だったんだな。で、思いがけない大きな音が出るし、それでもドラムと違って圧迫感を与えないので、屋外のイベントには向いている。

ところで、売れない演歌歌手ってのは、やはり使っちゃいけない典型だな。バンドなしでカラオケに合わせて一曲、二曲では、素人のカラオケ大会と大差ないし、連中はなぜか、イベントのナマでも口パクでやりたがったりして、音響やってて情けなくなる。あとは市長に挨拶させなければ、イベントは大成功だ。

ところで、最近、某懐メロ歌手のコンサートがおいらの地元であるというんだが、あれだ、GSあがりで南京豆と結婚していた人。600万円だそうで。中小企業のオヤジが飲んだ勢いで主催すると口走ってしまったらしい。全席指定の7000円で、売り切れても赤字w TVによく出ている人とか、誰でも名前を知ってる人というのは、ただ呼んで話をさせるだけでも100万以上取るので、知名度に頼らず、素人に頼らず、知恵を使いましょうね、という話です。

コメント

カリさん 興行の話なんてすると 怖い人がくるよ~
市長にも挨拶させてあげて~w

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