強い殺意か、4人は一突きで刺殺
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配信:08/06/11 00:48
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強い殺意をうかがわせる手口です。東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、被害者のうち4人がナイフで一突きされ、死亡しましたが、その際、男が内蔵を傷つけるため、刺したナイフをさらに突き上げるような力を加えていたことが判りました。
8日、加藤容疑者はトラックで秋葉原の歩行者天国に突っ込みました。さらにトラックから降りると次々に歩行者を刺してまわり、わずか数分で7人の命を奪いました。
このうち川口隆裕さん(19)、藤野和倫さん(19)ら3人はトラックで轢かれたことによる全身打撲や脳挫傷で死亡しました。
川口さんと藤野さんの友人で一緒にいた大学生(19)は、悪夢のような当時の状況をこう振り返ります。
「『2人いない』と思って。そしたらその後に『通り魔だ、逃げろ!』という声が聞こえてきて。そうしたらその2人血だらけで倒れていて、どうしていいのか分からなくて、とりあえずずっと名前を呼んで。」(川口さんと藤野さんの友人)
一方、武藤舞さん(21)、松井満さん(33)ら4人は、司法解剖の結果、腹や背中などをそれぞれ一突きされています。死因は失血死。またその後の調べで、加藤容疑者が臓器を傷つけるため、刺した後、ナイフを突き上げていたことがわかりました。
加藤容疑者は、11時間近くの取り調べを終えて検察庁から出てきました。凶行の背後で、容疑者の心にどんな変化があったのでしょうか。
「この事件の重大さっていうところからすると社会に与えた不安もかなりあったんだろうなと思っています。大変申し訳なく思っています。申し訳ありませんでした」
(Q.事件に繋がった理由についてどのように考えていらっしゃいますか?)
「こちらも申し訳ないです。いろいろ事情聴取の関係もありますので、この場ではちょっと申し上げにくいです」
(Q.お父さんから息子さんに何か言いたいことはありますか?)
「きっちり聴取もしていると思いますので、その辺を正直に申し述べてくれればなと思っています」(加藤容疑者の父親)
(10日21:42)
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